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日本IBM、『MQSeries』をモバイル環境に対応させた『MQSeries Everyplace for Windows, V1.0』を発表

2000年04月07日 00時00分更新

文● 編集部

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日本アイ・ビー・エム(株)(日本IBM)は7日、メッセージングミドルウェア『MQSeries』をモバイル環境に対応させた『MQSeries Everyplace for Windows, V1.0』の出荷を6月30日に開始すると発表した。また、同ファミリー製品を、LinuxやWindows 2000に対応し、企業間ビジネスインテグレーション機能を大幅に強化した。

MQSeries Everyplaceを利用すれば、既存システムのプログラムを修正することなく、MQSeriesネットワークへのゲートウェイを通して、モバイル通信によるe-ビジネスシステムの構築が可能になる。外出先から携帯情報端末を使用して、基幹システムのデータを確実/効率的に送受信できるという。

MQSeriese Everyplaceは、XMLなどすべてのデータに対応するという。送信メッセージには優先順位を付けられる。30以上の異なるプラットフォームから、サーバーのMQSeriesへ接続できる。価格は71万3000円から。対応プラットフォームは、Windows CE/Palm OS/EPOC32/Windowsを搭載した携帯情報端末。

MQSeriesファミリー製品は、異なる企業情報システム間でデータ(メッセージ)を連携させるソフトウェア群。『MQSeries』、メッセージブローカーの『MQSeries Integrator(MQSI)』、ワークフロー管理製品の『MQSeries Workflow(MQSW)』の3製品で構成される。

今回、『MQSeries for Windows NT V5.1』をWindows 2000に対応した。MQSeriesのウェブサイト(http://www.ibm.com/software/mqseries)において、60日間限定の試用版、NT版をWindows2000で稼動させるためのCSD、MQSeries製品の拡張機能を提供する。

そのほかにも、アプリケーションを連携させるアダプターツール『MQSeries Adapter Offering, V1.0』、Compaq Tru64 UNIXに対応した『MQSeries for Compaq Tru64 UNIX, V5.1』、Windows 2000に対応した『MQSeries Workflow V3.2.2』など6製品を順次出荷する予定。

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