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米3Dシステムズ、製品モデル製作に用いる光造形装置『SLA 7000』をマテルに出荷

2000年04月07日 00時00分更新

文● 編集部

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光造形装置メーカーの米3Dシステムズ社は6日(現地時間)、同社の光造形装置の最高機種に当たる『SLA 7000』を、玩具メーカーの米マテル社に同日出荷したと発表した。

光造形装置とは、光照射により硬化する樹脂を用い、3次元データから立体モデルを自動製作するもので、メーカーが製品モデルを作成する際に使用する。マテルでは、SLA 7000を利用することで表面の滑らかな製品モデルを作成でき、従来のゴムの鋳型を用いる場合に比べ、作業時間を大幅に短縮でき、コストも節約できるという。SLA 7000の価格は79万9995ドル(約8400万円)で、日本国内では総代理店の(株)インクスが7800万円で販売している。

また、3Dシステムズは6日(現地時間)、“Stereolithography Excellence Award”を顧客3社に対して授与すると発表した。
最優秀賞は、自動車部品業者へのプロトタイプ開発にSLA 250を用いた英Design Engineering Research Centre社。優秀賞は、SLA 7000を用いてスミソニアン美術館向けに恐竜の骨格モデルを作成した米ハズブロ社と、航空機部品製造を省力化するツールの作成にSLA 250を使った米ノースロップ・グラマン社に贈られた。

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