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ソニー、音声認識エンターテイメントソフト『VoiceStyle』を発表――AIBOを操作できる『Tiny AIBO』もバンドル

2000年04月06日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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ソニー(株)は6日、音声認識を利用したエンターテイメントソフトパッケージ『VoiceStyle』を発表した。音声認識エンジンに『DragonSpeech Partner Ver.4.05』を採用し、ウェブブラウザーを音声で操作したり、メールを音声で読み上げるといったことが可能。また“VAIO”シリーズにバンドルされて人気の『Tiny AIBO』も含まれ、デスクトップ上のAIBOが音楽に合わせて踊ったり、AIBOを音声で操作することもできる。ステレオヘッドセットも付属。対応OSはWindows 98/2000。発売は4月27日、価格は9800円。



VoiceStyleは、『Navin'You』などに続く同社コンシューマー向けソフトの第4弾。“もっと気軽に音声認識を楽しんでほしい”とのコンセプトに基づき構成されたソフトウェアパッケージとなっている。米Dragon Systems社のDragonSpeech Partnerのほか、Tiny AIBO、文字を音声で読み上げる『Simple Speech』、Tiny AIBOを音声で操作したり、あらかじめ定義しておいたソフトやファイルを音声で起動できるランチャー『Smart Commmander』の4ソフトで構成される。付属するステレオヘッドセットは同社が販売している『DR-050PCAMP』(6800円)の同等品。

DragonSpeech Partner Ver.4.05は3月に発表された最新バージョン。業務用の『DragonSpeech Select』に比べ専用テキストエディターが付属しないなどの制限はあるが、エンジン部分は同じ。音声認識を使用する際にはまず、ユーザーの声の特徴をソフトに覚えさせるトレーニングが必要だが、同ソフトでは所要時間を5分間程度に縮め、ユーザーの負担を少なくしたとしている。

同ソフトを使用し、ワープロソフトや電子メールソフトなどで音声によるテキスト入力が可能。またInternet Explorer 4.0以降のウェブブラウザーでは、リンクが張ってある部分の文字を読み上げればリンク先にジャンプできたり、“戻る”“中止”といった基本操作を音声で行なえる。

音楽に合わせてAIBOが踊るTiny AIBO。AIBOウインドウのフレームは“テレビ”“ポスター”など数種類が用意され、好みのフレームに変更可能。背景も“和室”“クラブ”などが用意されている
音楽に合わせてAIBOが踊るTiny AIBO。AIBOウインドウのフレームは“テレビ”“ポスター”など数種類が用意され、好みのフレームに変更可能。背景も“和室”“クラブ”などが用意されている



VAIOシリーズにバンドルされていたTiny AIBOは、単体での販売を希望する声が多かったという。同ソフトを起動すると、デスクトップ上のウインドウに“バーチャルAIBO”が登場。付属のプレーヤーソフトで音楽ファイルを演奏すると、AIBOがさまざまなポーズで踊り出す。また音声で「AIBO踊って」「AIBO左向け」などと命令すると、AIBOがその通りに行動してくれる。またユーザーが出した命令を音階コマンドに変換し、本物のAIBOを操作することもできる。

Simple Speechの操作バー
Simple Speechの操作バー



Simple Speechではテキストを男性・女性・子供・ロボットの4種類の声で読み上げてくれる。Smart CommmanderではexeファイルやURLショートカットなど、あらかじめ登録しておいたソフトやファイルを音声コマンドで起動することができるランチャー機能を備えている。

Smart Commmanderの操作バー
Smart Commmanderの操作バー

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