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システムズユニオン新社長にIBM出身の二村氏が就任――売上倍増が目標

2000年04月04日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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統合業務パッケージソフトのシステムズユニオン(株)の社長に元日本アイ・ビー・エム(株)出身の二村俊一郎氏が4月1日付で就任し、4日に都内で会見を開いた。二村氏は「代理店やSIベンダーと連携し、売上倍増を目指したい」と意欲を語った。

システムズユニオン社長に就任した二村俊一郎氏(左)とシステムユニオン社アジア太平洋地区COOのアシュレイ・クラーク氏
システムズユニオン社長に就任した二村俊一郎氏(左)とシステムユニオン社アジア太平洋地区COOのアシュレイ・クラーク氏



同社は英システムズユニオン社が100パーセント出資する日本法人。同社では統合業務パッケージソフト『SunSystem』を販売している。同ソフトは、販売・購買・在庫の管理を行なう『SunBusiness』と財務会計ソフト『SunAccount』などで構成される。すべての通貨単位と27ヵ国語という多言語に対応しているのが特徴で、グローバル企業を中心に導入されているという。'88年に日本語版を発売して以来、国内では鐘紡(株)や東レ(株)など約980社が導入しているという。

二村氏は50歳。日本IBM首都圏営業部長やIBM Asia Pacificソフトウェアマーケティング・プログラムマネージャーを歴任し、'99年2月から日本IBMの100パーセント子会社であるエンサイクロソフト(株)のゼネラルビジネス事業本部長を務めていた。これまでシステムズユニオンは外国人社長のみだったが、国内販売のてこ入れを図り、豊富な販売経験と人脈を持つ二村氏が起用された。

二村氏は、既存代理店との提携を強化する一方、直前まで在籍していたエンサイクロソフトを通じ、IBM特約店のSIベンダーら200社に新たに製品を供給。地方SIベンダーとの提携も進め、国内市場での販売拡大を目指す方針だ。

日本法人の'99年度の売上は約7億円。二村氏は「今年秋以降に投入する新製品も含めて販売を伸ばし、売上は倍増以上の15億円を目指したい」と抱負を語った。

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