ニフティ(株)のインターネット総合サービス“@nifty”で運営されている“シャーププロダクツユーザーズフォーラム”は4月1日、シャープ製パソコン“X68000シリーズ”用OS、BIOSプログラム、開発環境用ソフトの無償ダウンロードサービスを開始すると発表した。同サービスは、(株)シャープ、(株)ハドソン、(株)計測技研、(株)アクセス、(株)アイエヌシーの各社が、同フォーラムに対し自社ソフトの無償公開を許諾したことによるもの。
公開されるソフトは、OS『HUMAN 68K』の全バージョン、コンパイラー『C
Compiler PRO 68K ver1.0~2.1』、開発キット『Workroom SX-68K(CZ-288LW)』、開発キットツール集『CZ-289TWD』、X68000/X68030シリーズパソコン本体内蔵ROMであり、エミュレーター使用、改変、解析、再配布、コピーライトの追加が自由となっている。“X68000シリーズ”は、モトローラ社の68000
MPUを採用したシャープの独自設計マシンで、'87年に発売し、'93年に発表の機種が最後となった。“シャーププロダクツユーザーズフォーラム”は、'88年8月の開設から、X68000シリーズに関する情報交換など、ユーザー同士の互助活動を行なっており、会員数は約5万人。会員は、公開されるソフトを同フォーラムのライブラリーからダウンロードできる。