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TTC、第三世代移動通信システム(IMT-2000)の標準を制定、世界中で利用できる通信端末を実現

2000年04月03日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(社)電信電話技術委員会(TTC)*は3月31日、第30回標準化会議を開催し、第三世代移動通信システム標準など、新規制定153件、改定1件の合計154件の標準規格を決定したと発表した。

*(社)電信電話技術委員会(TTC):電気通信全般に関する標準化と、標準の普及を目的に'85年10月に設立された民間標準化機関。電気通信網の接続に関する標準化活動を行なっており、第1種/第2種電気通信事業者、大手製造業者などが会員

TTCは、第三世代移動通信システム(International Mobile Telecommunications-2000:IMT-2000)の標準を制定した。

現在日本国内で使用されている通信端末は、海外では利用できなかったが、第三世代移動通信システムにより、世界中のどこでも通信端末を利用して通信できるようになる。

通信速度は毎秒384kbitで、将来的には毎秒2Mbitまで拡張するという。また、上り下り非対称通信機能により、TV電話などの動画通信サービスの実現が可能となる。さらに、ユーザーが移動した場合、ローミング可能な事業者の間で詳細な合意がなくても、契約事業者が提供しているものと同じサービスをユーザーが利用できる。

IMT-2000は、2001年春に商用サービスが開始される予定。

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