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【入社式挨拶ニュースリリース】日本電気(株)の西垣浩司社長

2000年04月03日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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新生NECを支える「輝く個人」となろう!
<平成12年度入社式 西垣社長訓示>

本日(4月3日)は当社にとっても、これまでの組織機構を抜本的に刷新して、新生NECがスタートする日でもある。この門出の日に、新進気鋭の550名の新入社員を迎えることができ、我々としても大変嬉しく、また心強く感じている。

新生NECは、インターネット社会-iソサエティ-の実現に貢献する「インターネット・ソリューション・プロバイダー」を目指して進んで行く。

インターネットの発展は、インターネットの活用を前提として経済、社会のシステムが構成される、いわゆる-iソサエティ-を招来する。通信、コンピュータ、電子デバイスというITの主要な三分野で世界有数の技術力を有している当社は、来るべきインターネット社会を明るく希望に満ちたものとする社会的責務がある。

そのために、我々は全ての力をインターネットに集中し、「あなたのために、できること。Invitation to the Internet」という旗の下で、顧客価値の高いソリューションを提供していく。

21世紀に、この目標に向かってNECを推進する力となるのは皆さんである。その皆さんに、私の期待を三点ほど述べる。

1.困難への挑戦

真のiソサエティ実現の前には多くの技術的な困難やビジネス上の課題が横たわっている。また、NECは、各領域のグローバルな専業企業と激しく凌ぎを削っている。これらの困難を前にして躊躇し後ずさるのではなく、新しい社会を担うのは自分たちだという気概をバネとして、ぜひ積極的に挑戦してほしい。その努力は必ずや実を結び大きな成功をもたらすはずである。

2.変化を恐れず、変化を創出する

インターネットは変化のスピードを、人類がいまだかつて経験したことがないほど飛躍的に高めた。ITが変わり、世界が大きく変化していく中で、変化しないことは、生き残っていけないということを意味する。従来の仕組みを変えることのリスクを恐れずに、環境に合わせて自らを変化させ、さらには世界に向けて変化を引き起こしてほしい。そのために、変化のスピードを認識し、たえずITの動向や世界の動きから目を離さず、常に自らなすべきことを考える習慣を身につけてほしい。

3.グローバル・アビリティ

インターネットはグローバリゼーションを加速し、グローバル・ビジネスは全部門、全社員に関わってくる。自らの力で全世界の企業を相手に事業を展開することが必要である。グローバル・アビリティ、すなわち、高度な職務能力をベースとして、高い英語力や異文化の相手と事業を進めるグローバル・センスなどの能力を身につけてほしい。

世界で通用する一流のプロフェッショナルになるのだという志と熱意があれば、必ずや皆さんはこれらの期待に応える人材になれるはずである。私は、そのような人材を「輝く個人」と呼んでいる。組織の中に埋没して歯車になるのではなく、NECというフィールドの上で世界に向けて光り輝いてもらいたい。

以上

(用字用語は原文のまま)

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