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ヴァーテックスビジョン、クルマのコミュニティーサイト“e-kuruma.com”の新サービスを発表--サポートドライバーに片山右京さんを起用

2000年03月30日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)ヴァーテックスビジョンは、クルマのコミュニティーサイト“e-kuruma.com”の新サービスおよびプロモーション戦略に関する発表会を都内で行なった。

e-kuruma.comは、'99年9月にオープンした、新車見積もりや中古車販売、クルマのオークションなどのサービスを行なうサイト。今回、新サービスとして、“e-kuruma.com協力店プログラム”と“e-kurumaゲットコム”を発表した。

e-kuruma.com協力店プログラムは、ガソリンスタンドや、カーショップ、コンビニエンスストア、ファミリーレストラン、パソコンショップ、飲食店、ヘアーサロンなどを対象に、オフラインでのユーザー獲得を行なうもの。プログラムに参加した協力店は、メンバーや売買成約を獲得した際、マージンを受け取ることが可能。参加費は10万円だが、参加費無料で参加することも可能。メンバー登録を1名獲得につき、参加費無料の協力店は100円、参加費10万円を支払う協力店は500円のマージンを受け取れる。また、車両の売買契約が成立した場合は、契約1件につき、参加費無料の協力店は5000円、参加費10万円を支払う協力店は1万円をそれぞれ受け取れる。今春より関東地方から順次実施する。

e-kurumaゲットコムは、最終見積もり価格の交渉を、同社がユーザーに代わって行なう交渉代理人サービス。見積もり依頼の時点では、購入者名とディーラー名は匿名のまま交渉を行ない、購入申し込み金が振り込まれた時点で、購入者とディーラーにそれぞれの情報を伝達する仕組み。同社は手数料として獲得値引きの20パーセントを得る。

また、同社はASP事業に参入し、自動車整備業界向けのデータベースシステム『e-seibi.net』、ガソリンスタンド業界向けのデータベースシステム『e-ss.net』、ウェブ上でのマーケティングサービス『e-media』を今夏提供するという。さらに、2000年度中に、不動産に関するコミュニティーサイト“e-fudosam.com”を開設するという。

同社代表取締役の山内章裕氏は、発表会場で挨拶し、「e-kuruma.comは、自動車系、オークション系、個人売買系、コミュニティー系すべてを網羅したサイト構成となっている。われわれの企業理念はいかにユーザーに利便性を与えるかということ。潜在購入者のニーズを掌握し、売り手/買い手を開拓していきたい。今後オークションでは、製品の写真を動画にしていきたい。また、タレントやスポーツ選手のクルマをオークションに出すなどのプレミアムサービスを提供する。

代表取締役の山内章裕氏代表取締役の山内章裕氏



また同社は、2000年度のプロモーション戦略として、元F1ドライバーの片山右京さんをサポートドライバーとした“Driving Trust! プロモーション”を開始する。今後片山さんはキャンペーンイベントなどで同社に協力する。山内氏は、片山さんを採用した理由について「プロモーションには信頼性が第1。右京さんのクリーンなイメージ、人間性を高く評価し、採用させてもらった」としている。

片山さんは、「非常に光栄。(ネットオークションについて)細かなトラブルはあると思うが今後はネット上でのビジネスが主流になっていくと思うし、合理的なシステムだと思う。僕は短いサイクルで車を乗り換えるので、乗らない車がガレージに貯まっている。何台かe-kuruma.comで売ってもらおうと思っている」。e-kuruma.comでは、4月中旬に、片山さんのフェラーリ(片山さんのサイン入り)をオークションに出す予定という。また、片山右京ブランドの車体パーツを付けたスペシャルバージョンの車両も提供するとしている。



発表会場に登場した片山氏。会場外では撮影会も行なわれた
発表会場に登場した片山氏。会場外では撮影会も行なわれた

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