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インテル、FC-PGAパッケージの新Celeron-566/600MHzを発表――600MHz版は1万9830円

2000年03月30日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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『インテル Celeron プロセッサ』600MHz『インテル Celeron プロセッサ』600MHz



インテル(株)は30日、同社の低価格パソコン向けプロセッサー『インテル Celeron プロセッサ』の566MHz版と600MHz版を、米国に引き続き日本でも発表した。1000個ロット時の価格は566MHz版が1万8300円、600MHz版が1万9830円。

Celeron-566/600MHzは、533MHzまでのCeleronと異なり、Coppermine(Pentium III)と同じコアが使用されている。新Celeron、Streaming SIMD拡張命令もサポートされ、通常のアプリケーションソフトを動かすという点では、Pentium IIIとCeleronの差はなくなった。ただし、Pentium IIIに搭載されている*“プロセッサ・シリアル・ナンバ”機能はサポートされていない。

*
プロセッサ・シリアル・ナンバ(PSN):Pentium IIIでは、1つ1つのプロセッサーにPSNというユニークな番号が振られている。このPSNはソフトウェアによって読み出すことが可能で、パスワードなどと組み合わせることで、厳密な個人認証や資産管理に利用できるという。

なお、インテルがPentium IIIプロセッサー搭載パソコンのオーナー向けに無料で提供している、“インテル WebOutfitterサービス”の利用はできないという。

今回発表された製品を加えて、現在インテルから提供されているCeleronのクロックは、600/566/533/500/466MHzとなった。

なお、インテルのリリースタイトルには「今後数ヵ月中にさらに高速版を発表予定」という文章が入っている。それ以外の詳細などはまったく書かれていないが、インテルがリリースの中で次期バージョンの製品について言及するのはきわめて珍しい。この点についてインテル広報部では「バリューPCのセグメントに、引き続きコミットしていくということの表明」であるとしている。

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