『インテル Celeron プロセッサ』600MHz |
インテル(株)は30日、同社の低価格パソコン向けプロセッサー『インテル
Celeron プロセッサ』の566MHz版と600MHz版を、米国に引き続き日本でも発表した。1000個ロット時の価格は566MHz版が1万8300円、600MHz版が1万9830円。
Celeron-566/600MHzは、533MHzまでのCeleronと異なり、Coppermine(Pentium III)と同じコアが使用されている。新Celeron、Streaming
SIMD拡張命令もサポートされ、通常のアプリケーションソフトを動かすという点では、Pentium
IIIとCeleronの差はなくなった。ただし、Pentium IIIに搭載されている*“プロセッサ・シリアル・ナンバ”機能はサポートされていない。
*プロセッサ・シリアル・ナンバ(PSN):Pentium
IIIでは、1つ1つのプロセッサーにPSNというユニークな番号が振られている。このPSNはソフトウェアによって読み出すことが可能で、パスワードなどと組み合わせることで、厳密な個人認証や資産管理に利用できるという。
なお、インテルがPentium IIIプロセッサー搭載パソコンのオーナー向けに無料で提供している、“インテル
WebOutfitterサービス”の利用はできないという。
今回発表された製品を加えて、現在インテルから提供されているCeleronのクロックは、600/566/533/500/466MHzとなった。
なお、インテルのリリースタイトルには「今後数ヵ月中にさらに高速版を発表予定」という文章が入っている。それ以外の詳細などはまったく書かれていないが、インテルがリリースの中で次期バージョンの製品について言及するのはきわめて珍しい。この点についてインテル広報部では「バリューPCのセグメントに、引き続きコミットしていくということの表明」であるとしている。