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EIAJ、新年度事業計画を発表――JEIDAとの組織統合にむけ新体制構築

2000年03月28日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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(社)日本電子機械工業会(EIAJ)会長の庄山悦彦氏((株)日立製作所社長)は28日、都内で定例会見を開き、2000年度の事業計画を発表した。懸案となっている(社)日本電子工業振興協会(JEIDA)との統合をにらんだ新体制作りを進めるほか、デジタル放送普及に向けた環境整備や製品リサイクルの促進に取り組むとしている。

EIAJ会長の庄山悦彦氏 EIAJ会長の庄山悦彦氏



両団体では昨年5月、統合を視野に入れて団体の将来像を検討する特別合同委員会を設置。合同委員会で検討を重ねた、報告書“技術革新、グローバル化の進展に対応した業界団体の在り方について”を発表した。報告書では、「政策提言力の強化やデジタルネットワーク化による技術と製品の融合など、共通の課題に対応するためにも両団体の統合が現時点ではもっとも現実的な解」とし、両団体の合併・統合が必要と結論した。

これを受けてEIAJ会長の庄山氏は、「合同委員会の報告書を尊重し、これに基づいた新しい業界団体としての態勢を確立していく」と述べ、両団体統合を前提に向けた活動を活発化させていく方針を示した。統合は来年度以降になる見込み。

2001年度の事業計画については、(1)新市場の創出と新技術への対応――今年12月にスタートするデジタル放送普及への環境づくりやETC(自動車用自動料金収受システム)の普及促進、(2)環境問題への対応――2001年4月の家電リサイクル法施行に向けたリサイクルシステム構築のための課題の検討などが挙げられている。

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