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シャープとソニー、小型高密度光磁気ディスクを共同開発

2000年03月24日 00時00分更新

文● 編集部

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シャープ(株)とソニー(株)は23日、直径50.8mmで容量1GBの小型高密度光磁気ディスクを共同開発したと発表した。

シャープとソニーが開発した小型高密度光磁気ディスク
シャープとソニーが開発した小型高密度光磁気ディスク



両社が開発した光磁気ディスクは、超解像光磁気方式を採用。直径50.8mmで厚さ0.5mmの基板上に、赤色レーザー(波長655nm)で1GBのデータが、青色レーザー(波長405nm)で2GBのデータが記録できる。また、光磁気記憶方式(レーザーパルス発光磁界変調記録方式)の特徴により、記録・再生を繰り返しても、信号劣化がほとんど生じないという。そのほか、信頼性を確保するために、光磁気ディスクは密閉性と堅牢性を備えたカートリッジに収容。カートリッジは、外形寸法が幅58×奥行き54×高さ4mmで、密閉性を高めるためにシャッターが装備されている。

両社は、光磁気ディスク規格を業界各社に広く提案し、携帯情報端末、デジタルカメラ、ビデオカメラ、パソコンなどの記録メディアとして採用を働きかけるという。現時点でカシオ計算機(株)、富士通(株)、日本アイ・ビー・エム(株)、三菱化学(株)、パイオニア(株)、オランダのロイヤル・フィリップス・エレクトロニクス社、TDK(株)から賛同を得ているという。また、両社は、青色レーザーと直径65mmのディスクを採用した大容量タイプの規格も検討している。

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