ノーテルネットワークス(株)が22日に発表したところによると、カナダのノーテルネットワークス社は現地時間の21日、オプティカルネットワーク向けの面発光レーザー技術などを持つ米CoreTek社を上限14億3000万ドル(約1530億1000万円)のノーテルネットワークス普通株で買収すると発表した。ただし、この買収はCoreTekが一定の目標を達成することが条件となっている。
CoreTekから“可動式の極小ミラーを用いることでレーザーから発する光の波長を自在にチューニングできる技術”を手に入れることで、ノーテルネットワークスのオプティカルインターネット業界における地位が強化できるとしている。
同社のサービスプロバイダー&キャリアグループのクラレンス・チャンドラン(Clarence
Chandran)社長は「CoreTekの能力は、今日の“インターネット”をこれからの“オール・オプティカル・インターネット”に変えるという我が社のビジョンにおいて重要な要素である」とコメントしている。なお、この買収は、規制当局の認可およびCoreTek株主の承認を条件に、2000年の第2四半期に完了する予定となっている。
