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ワンマーケットとメディアヴィジョン、Eコマースサイトを構築できるソフトとサービスを発表--ECビギナー向けに無料で出店できるサービスも用意

2000年03月23日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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(株)ワンマーケットと(株)メディアヴィジョンは23日、Eコマースのウェブサイトを構築できるソフトとホスティングサービス“OneMarket(ワンマーケット)”を発表した。メディアヴィジョンが総販売元となって、4月から同製品・サービスを販売する。

同製品・サービスは、ECを構築するサーバー製品とホスティングサービスからなる。いくつかの販売形態に分けられており、1番最初のステップの“OneMarket NVSS(New Venture & SOHO Shop)”は無料で、最高10点、価格が3万円までの商品を取り扱うショップをOneMarketのショッピングモールに出店できる。

次のステップのサービス“OneMarket MyShop”は、月額利用料2万5000円で、最高1200点までの商品を扱える店舗をショッピングモールに出店できる。そのほか、バーチャルドメインで運用できるサービス“OneMarket EC for Company ASP”や、自社サーバーで運用したい企業向けのサービス“OneMarket EC for Company Server”“同 EC for Company Enterprise”、“同 for Super Mall”が用意されている。

メディアヴィジョン代表取締役社長の渡邊毅幸氏は、「(メディアヴィジョンが)なぜOneMarketをやるのかというと、3つの戦略がある。1つは実益につながる能動的ユーザーの支援。2つ目がスタンドアローンからネットワークへ。3つ目がパッケージからの脱却」と、これまでの海外ソフトウェアパッケージの販売やその日本語版開発から脱却していく戦略を明らかにした。

「パッケージを放棄するというわけではない。(同社にとって)2000年は大きなパラダイムシフトの1年になるだろう」と付け加えた。

メディアヴィジョンの渡邊社長
メディアヴィジョンの渡邊社長



「ワンマーケットの代表取締役社長であるジミー・ホァン(Jimmy Huang)氏とは約2年間、話をしてきた。これまで海外のECソフトを何本か評価してきたが、2バイトへの対応などで不安があった。2バイトの対応に不安があるとビジネスそのものも不安定になる」と、OneMarketの製品・サービスが2バイトに対応できており、将来はほかのアジア圏の視野に入れていることを述べた。

ワンマーケットのホァン社長も、2バイトへの対応と、ユーザーがデータベースのデータを利用しやすい仕組みにしてあることをアピール。これからECサイトを立ち上げようとするビギナーやSOHOなどの経営者には無料で出店できるサービスが用意されており、規模の拡大にあわせて順次アップグレードできる形態になっていることを説明した。

ワンマーケットのホァン社長
ワンマーケットのホァン社長



今後の展開については、4月21日にユーザー向けの説明会を開催し、2000年の第2四半期(5月ごろ)にショッピングモールをオープンする予定という。

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