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日立とRWCP、並列コンピュータに利用可能な光ネットワーク用スイッチを試作

2000年03月23日 00時00分更新

文● 編集部

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(株)日立製作所と技術研究組合新情報処理開発機構(RWCP)は22日、慶應義塾大学理工学部天野研究室の協力により、光ネットワーク用スイッチを試作したと発表した。同スイッチは、8Gbpsの光インターフェースを8ポート持ち、並列コンピューターへの利用を目指しているという。

試作した光ネットワーク用スイッチ
試作した光ネットワーク用スイッチ



RHiNET-2/SWの概観図
RHiNET-2/SWの概観図



光スイッチは、512KBのメモリーを内蔵したCMOSスイッチLSI、8.8Gbpsの並列光インターコネクトモジュールを搭載したことで、8×8のクロスバースイッチ(8Gbps×8ポート)をワンボード化したという。また、日立とRWCPは、このスイッチを、現在開発中の“RHiNET(RWCP High-performance Network)”という新しい概念のネットワークシステムに利用する。

RHiNETシステムの概念図
RHiNETシステムの概念図



RHiNETでは、パソコン間のネットワークに光伝送技術を導入し、オフィス内のパソコン群をあたかも1台のコンピューターとして動作可能という。パソコン間の伝送距離は、100mまで対応。今後は、パソコン側のネットワークインターフェースを開発し、2001年3月末には128台のパソコンを用いた並列コンピューターを完成させるとしている。

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