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日本ビクター、A5サイズのハンドヘルドパソコン『MPC-C102』を発表

2000年03月22日 00時00分更新

文● 編集部

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日本ビクター(株)は21日、ハンドヘルドパソコン『MPC-C101』の後継機として、AV機能や充電機能を強化した『MPC-C102』(愛称“InterLink”)を、4月下旬に発売すると発表した。

『MPC-C102』
『MPC-C102』



MPC-C102は、CPUにMIPS系RISC CPU(型番は非公表)、32MBのメモリー(SDRAM)、バックライト付きの7.2インチDSTNカラー液晶ディスプレー(640×480ドット6万5536色表示)を搭載。データ通信機能として、56kbps(V.90準拠)のFAXモデム(FAX通信時では14.4kbps)を内蔵し、PHSと32kbpsで、携帯電話と9.6kbpsで接続可能。本体搭載ソフトは、『Microsoft Pocket Office』、バックアップソフト『bUSEFUL Backup Plus』、FAXソフト『BSQUARE bFAX Pro』など。OSにWindows CE(Handheld PC Professional Edition Version 3.0)を採用。本体サイズは、幅210×奥行き153×高さ18.8mmで、本体重量は、約735g。価格はオープン(予想価格は非公表だが、旧機種MPC-C101の実売価格は11万円前後で、それに近い価格になる模様)。

同製品は、MIDIファイル再生ソフト『ソフトシンセプレーヤー』をステレオ化し、MP3ファイル再生『MP3プレーヤー』を搭載するなど、AV機能を強化した。また、音声、静止画、動画の連続再生(スライドショー機能)が行なえる画像管理ソフト『ピクチャーアルバム』も新たに付属。また、本体で充電可能な専用ニッケル水素蓄電池パックが付属するようになった。充電時間は約3時間で、駆動時間は約6時間(非通信時)。バッテリーは、同電池パック以外に、単3形乾電池(4本)も使用可能。
同製品の発売に合わせて、同社では『MP-C101』のユーザーを対象に、有料アップグレードサービスを実施する。提供サービスは、AコースとBコースの2種類。

Aコースは、『bUSEFUL Backup Plus』と『AVリンクメール設定バックアップ』をコンパクトフラッシュ(16MB)に収録し、5000円(予定価格)で配布するもの。Bコースは、MP-C101のイヤホンマイクジャックをステレオヘッドホンジャックに、マイクロホンとスピーカーをモノラルからステレオにアップグレードする。専用ニッケル水素電池パックも含まれる。そのほか、本体搭載のビクターオリジナルソフト(AVリンクメール、ピクチャーアルバムなど)を機能強化し、ドライバーソフトなども添付する。価格は3万円。同サービスの申し込み方法については、MPC-C102発売後に同社のホームページで告知する予定という。

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