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NTT東日本、“多地点IPテレビ会議サービス”実用化実験の開始を発表

2000年03月16日 00時00分更新

文● 編集部

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東日本電信電話(株)(以下NTT東日本)とエヌ・ティ・ティ・フェニックス通信網(株)(NTTフェニコム)は15日、インターネット上の複数地点で、パソコンを使って音声、映像、データの共有を可能にする“多地点IPテレビ会議サービス”(仮称)の実用化実験を16日に開始すると発表した。

現在、日本ではISDNを利用したH.320準拠のテレビ会議システムが企業内会議や遠隔教育などで活用されている。多地点IPテレビ会議サービスは、ISDN対応のH.320準拠ではなく、インターネットプロトコル(IP)に対応したH.323準拠のテレビ会議サービス。同サービスでは、専用のテレビ会議端末がなくても、テレビ会議用ソフトウェア(H.323準拠)をインストールしたパソコンを利用して、インターネット経由で『IP対応多地点接続装置』に接続し、多地点間を結んだテレビ会議に参加できるという。IP対応多地点接続装置は、従来のテレビ会議用のISDN型と異なるIP対応型で、今回の実験ではNTT東日本とNTTフェニコムに設置される。

今回の実用化実験は、協力企業、大学などと共同で進め、ネットワーク上でのセキュリティー検証のほか、インターネットやイントラネットなどを利用した際の問題点を整理、解決し、ビジネスや遠隔教育などでの早期実用化を目指すという。また実用化実験には、NTTフェニコムの“テレビ会議多地点接続サービス”の会員企業のほか、日本ディスタンスラーニング学会、日本コンピュータサイエンス学会、スマート・キャンパス協議会に加盟する研究者や企業の参加も予定している。

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