パソコンを使ってわずか2年足らずで、月商1億円!! 女性SOHOパワーを見せつけた“おひなさまフェスティバル”――“女性SOHOサミット”より(後編)
2000年03月07日 00時00分更新
2日、IBM総合フェア“女性SOHOサミット”の一環として催されたシンポジウム終了後、“おひなさまフェスティバル”と題したSOHO交流会が幕張ホテルニューオータニで開かれた。シンポジウムのパネリストやネットワークリーダー、協賛企業各社からの参加者などを中心に100名近くが参加し、にぎやかな交流の場となった。
司会は、マーケティングジャンクションの取締役、北村貴氏。シンポジウムでパネリストを務めた、日本アイ・ビー・エムの取締役、内永ゆか子氏が「インターネットの普及によって女性のビジネスチャンスが大きくなっている現在、今回のサミットのようなイベントに参加してお互いに交流を持つことは重要。こうしたイベント開催で、人的ネットワークを広げていく機会としたい」と述べ、乾杯の音頭をとった。
司会は、マーケティングジャンクションの取締役、北村貴氏 |
乾杯の音頭をとる、日本アイ・ビー・エムの取締役、内永ゆか子氏 |
パソコンを使ってわずか2年足らずで、月商1億円!!
その後、大阪でSOHO活動を成功させた森まりあ氏により“月商1億の作り方とそれを実現するためのウェブプロデューサー育成ネットワーク”と題したスピーチがあった。大阪で活躍する森まりあ氏 |
森氏は、「実は、パソコンを買ったのはまだ2年少し前。それから“コンバート・アルファネット”というITビジネスコンサルティング業務の会社を起こし、大阪府や京都府など行政を取引先として、中小企業の活性化に取り組んできました。ネットワーク上では、お客様への笑顔が見えない。いかにその分をサービス化するかを考えました」と語った。
「ソフトウェア開発、経営コンサルティング、リーガルサポートなどを組み合わせ、効率よく中小企業をサポートするシステムを作り、サービスを提供してきました。関東に比べ、関西はケタが1つ違うほど小さい相場ではありますが、お客の立場に立って対応するという小さな積み重ねによって、口コミで仕事が来る状態になりました。昨年は、月の受注実績1億円を達成、よく大口出資の話もいただきます。これからも現場で得たノウハウを生かし、堅実に謙虚な気持ちでやっていきたいと思っています」と結んだ。
ネットワークを最大限に広げて、ビジネスチャンスを
会場では協賛企業各社からの参加者や、今回のサミットを企画したメンバー、女性SOHOなどのシンポジウム聴講者が、お互いに名刺を交換するなど交流の輪を広げ、にぎやかに談笑する姿が見られた。会場は大盛況。シンポジウムのパネリストや、企画委員会のメンバーを中心とした女性SOHO、企業重役など多彩な参加者が交流 |
協賛企業の提供した景品抽選会では、今回のサミットを主催した“女性SOHOサミット”企画委員会のメンバー7名が交代で各自挨拶したあと、くじを引き、当選者に景品を手渡した。
最後に、今回のサミット企画者である(株)エイガアルの伊藤淳子氏が壇上で挨拶し、「誰も来なかったらどうしようかと昨晩は眠れませんでしたが、今回は想像以上に大規模な催しとなり杞憂(きゆう)に終わりました。本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。このイベントは、ネットワークを最大限に活用して、さまざまな人が関わってくれたからこそ成功したものです。今回は私が先導役を務めましたが、こうして旗を振るのは誰でもいい。みんなで力を合わせ、今後も私たち1人ひとりのビジネスチャンスを広げていくイベントを開催していきたい」と謝辞を述べた。
今回のSOHOサミットを企画した、エイガアルの伊藤淳子氏 |