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バリューコマースとグッドウィル、Eコマースの構築支援サーボスで提携

2000年03月03日 00時00分更新

文● 編集部 鹿毛正之

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バリューコマース(株)と(株)グッドウィル・コミュニケーションは、Eコマースサイトの構築から運営、集客までを支援するサービスにおいて、業務提携を行なうと発表した。両社は5月を目処に“My E Solution”(仮称)というサービスを開始し、両社のデータベースやシステムを接続して相乗効果を図るという。

My E Solutionでは、Eコマースサイトを立ち上げたい業者/ユーザーを対象に、ホームページの作成から決済、集客までを一括して支援する。サーバーホスティングやショッピングカート機能を用意するほか、決済代行、在庫管理、商品発送など、Eコマースサイトに必要なサービスすべてを提供する。これらのサービスは、グッドウィル・コミュニケーションが'99年12月に開始した“Web-logistic.com”が提供するもの。

宣伝や集客に関しては、バリューコマースが提供する成功報酬型のマーケティングサービス“ValueCommerce”を利用する。これは、パートナーとなるウェブサイトに広告バナーを出稿し、そのリンクから飛んできたユーザーが商品を購入した場合に、パートナーサイトに対して報酬を支払うというもの。

My E Solutionによる売上は、両社ごとに独立して計上する。利用料金は、ValueCommerceが初期費用5万円から。Web-logistic.comの初期費用は2万円で、料金体系は従量制を採用している。

バリューコマースでは、2000年度の売上目標を全社で5億円に置いている。またグッドウィル側では、'99年度(2000年6月末まで)におけるWeb-logistic.comの売上を3億円程度と見込んでおり、1件あたりでは最大で500~1000万円ほどになるとしている。

バリューコマースのティム・ウィリアムズ(Tim Williams)代表取締役社長、「両社のデータベースを連携することで、クライアントに対してリアルタイムの決済確認サービスを提供できるなど、お互いにメリットがある。バリューコマースは、売上の0.5~3パーセントをマージンとしてもらう」
バリューコマースのティム・ウィリアムズ(Tim Williams)代表取締役社長、「両社のデータベースを連携することで、クライアントに対してリアルタイムの決済確認サービスを提供できるなど、お互いにメリットがある。バリューコマースは、売上の0.5~3パーセントをマージンとしてもらう」



両社の提携は、おもに営業分野とシステムにおける提携が中心となる。双方の営業チームには合わせて10人~50人の営業担当者がおり、そのなかにMy E Solutionの専任担当者も置く予定。また、両者が持つデータの連携も行なっていくという。すでに文具販売サイトや中古CDサイトなど、約20社との契約が決まっており、3月までには50社との契約を目指すとしている。

グッドウィル・コミュニケーションでインタラクティブ・マーケティング事業部のゼネラルマネジャーを務める小柏宣聖氏、「Web-logistic.comは、Eコマースの裏方に徹する。在庫管理サービスの引き合いが多いほか、物流分野の需要が高く、フル稼働の状態だ」
グッドウィル・コミュニケーションでインタラクティブ・マーケティング事業部のゼネラルマネジャーを務める小柏宣聖氏、「Web-logistic.comは、Eコマースの裏方に徹する。在庫管理サービスの引き合いが多いほか、物流分野の需要が高く、フル稼働の状態だ」

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