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【IBM総合フェア Vol.1】IBMが、e-ビジネスを目指す企業を対象に“IBM総合フェア2000”を開催

2000年03月01日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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千葉・幕張メッセにおいて1日から、“IBM総合フェア2000”が開催されている。主催は日本アイ・ビー・エム(株)と日経BP社。会期は3日まで。

IBM総合フェア2000のメインステージ付近
IBM総合フェア2000のメインステージ付近



IBM総合フェアは今回が3回目。日本アイ・ビー・エムを中心におよそ200社が出展し、e-ビジネス関連のサービス/ソフトウェア/ハードウェアが展示されている。展示会場に各社がブースを出展するほか、100を超えるカンファレンスやワークショップが開催される。'98年の前回は3日間で7万人の来場者を集めたが、e-ビジネスに注目が集まる今回はそれ以上の人出が予想されている。

「e-ビジネスは産業革命以上の大きな変化」--日本アイ・ビー・エムの大歳卓麻社長

午前中には、日本アイ・ビー・エム代表取締役社長の大歳卓麻氏が基調講演を行なった。大歳氏は“e-ビジネス最前線”をテーマに、世界でe-ビジネスへの流れがいかに急速であるかを指摘。日本企業も今後ビジネスを行なっていく上で、今までのビジネスの速度とはまったく異なるe-ビジネスの速度に追いついていく必要を強調した。

'99年12月に就任した、大歳卓麻代表取締役社長
'99年12月に就任した、大歳卓麻代表取締役社長



また、同社がe-ビジネスを支えるテクノロジーの研究を行なっていることに触れ、その成果を披露した。その中で、'96年にチェスの世界チャンピオンに勝利した“Deep Blue”のエピソードを紹介。Deep Blueは複雑さの度合いでいうとネズミの脳程度だったが、2010年にはこれが人間の脳に近づくという。

また、ウェブサーバーの機能を持つコンピューターの大きさは、研究室レベルではすでにマッチ棒の頭ほどになっているとのことで、将来的には人間が飲み込んで体内の情報を得られるほど小型化する、といった見通しが紹介された。

現在のシステム寄りの話としては、同社が箱崎事業所内に設置した“イノベーションセンター for e-ビジネス”を紹介。e-ビジネスに必要な技術や、マーケティング/開発を、シスコシステムズやソフトバンクファイナンスといったパートナーと共同で行なうことが明らかにされた。

そして大歳氏は、e-ビジネスによるビジネスの変化は産業革命以上の大きな変化であり、これに対応していかなくてはならないとして、講演を締めくくった。

日本アイ・ビー・エムと各社の展示が行なわれている展示会場は、“e-ビジネス先進ソリューション”“e-ビジネスを支えるハードウェア”“PC & パーソナルツール”“Linux”などのカテゴリーに分かれている。展示の内容については別途レポートする予定。

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