(社)コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の25日の発表によると、福岡県警生活経済課と小倉北署は22日、大手インターネットサービスプロバイダーの掲示板を利用して市販ソフトの海賊版を販売していた大分市の会社員(29歳
男性)の自宅を、著作権法違反の疑いで家宅捜索した。
家宅捜索は、会社員が今年1月下旬頃、(株)ジャストシステムの『一太郎
10』をCD-Rに複製し、都内の会社員に販売していたとして、同社の告訴を受けたもの。会社員が同ソフトをはじめ約70種類のソフトの海賊版を販売していたことが、通信記録などから判明したという。また、『Windows
2000』の海賊版を2月18日に4500円で販売すると告知を行ない、電子メールを使って予約を受け付け、20枚程度を販売したとみられており、同署では販売先の確認などを急いでいる。
また、福島県警生活経済課と、同県警のコンピュータ犯罪捜査支援プロジェクトチーム、および会津高田署は24日、市販ソフトの海賊版を販売していた横須賀市の会社員役員(34歳
男性)を著作権法違反の疑いで逮捕した。今回の件は、同署が'99年に逮捕したわいせつビデオ販売の被疑者が保持していたパソコンの記録から、今回の事件が明るみに出たもの。逮捕された会社員は、電子メールに海賊版ソフト約330タイトルを記載し、CD-Rに複製をして郵送で販売していたという。告訴した会社は、(株)アイフォー、(株)アプリックス、(株)ヴァル研究所、(株)オービックビジネスコンサルタント。