このページの本文へ

ローランド、DTM製品やワークステーションなど春の新製品を多数発表

2000年02月23日 00時00分更新

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ローランド(株)は22日、都内で販売店・メディア向けの新製品内覧会を開催、大量30品目に及ぶ今年上半期の新製品を発表した。同社は今月の3日から6日まで米国のロサンゼルスで開催された音楽関連のトレードショー“NAMM 2000”でも最大規模のブースを構えるなど、積極的な製品展開を行なっており、この日も“start here”というキャッチフレーズが会場を飾っていた。

 
会場は品川インターシティホール。大がかりなステージが組まれ、次々と新製品のデモ演奏が行なわれた


パソコンとリンクさせるDTM(Desk Top Music)関連の新製品は4つ。『PC300』は49鍵のMIDIキーボードコントローラー。旧モデルのPC150をUSB化し、バスパワード電源に対応したモデル。パソコンのUSB端子にダイレクトに接続することでACアダプターレスで使用できる。またPC300のMIDI端子をほかのMIDI機器に接続することでハブ的な使い方も可能。オクターブシフト機能も拡張され、0~127すべてのMIDIノートナンバーに対応している。価格は3万4800円。
 
USB対応のMIDIコントロールキーボード『PC-300』。価格は3万4800円 USB対応のMIDIコントロールキーボード『PC-300』。価格は3万4800円



『Vミュージくん2000』はソフトウェア音源とアプリケーションをパッケージした『Vミュージくん』のWindows 2000対応製品。ソフトウェアシンセ『VSC-88』、ドライバーなどをWindows 2000へ対応。楽譜を配置して音楽を作成できる『スコアグラファーライト』をバージョンアップして同梱している。なお、Windows 2000はこれまでのWindoes 95や98とはドライバー構造が変わるため新しい形式のドライバーが必要だが、ローランドでは順次対応していく模様だ。『Vミュージくん2000』パッケージはWindows 95や98用のドライバーも持っており、ユーザーの環境にあわせて使うことができる。『Cakewalk Pro Audio9』と『Cakewalk Home Studio9』はともにCakewalkシリーズの最新日本語版。ともにMIDIとオーディオ機能を統合したシーケンスソフトで、Pro版はオーディオ編集やエフェクト機能を強化、チューナー機能なども追加されている。
 

『Vミュージくん2000』はWindows 2000対応のビギナー向けDTMエントリーパッケージ。価格はオープンプライス 『Vミュージくん2000』はWindows 2000対応のビギナー向けDTMエントリーパッケージ。価格はオープンプライス


 

デジタルハンドパーカッション『HPD-15』は素手で叩くユニット。パッドが15分割されており、両手で自由度の高い演奏ができる。9万8000円 デジタルハンドパーカッション『HPD-15』は素手で叩くユニット。パッドが15分割されており、両手で自由度の高い演奏ができる。9万8000円



このほか注目の製品はハンドパーカッションユニットの『HPD-15』。10インチの15分割されたパッドを装備し、人の手でダイレクトに叩くことができるデジタルパーカッションだ。従来のパーカッションでは不可能だったコンガなどにおける複数の奏法もサポート。赤外線で手の動きを検知してパラメーターを変化させるDビームコントローラーとグリッサンド奏法を再現できるリボンコントローラー、パラメーターのリアルタイムチェンジ用つまみを装備するなど、演奏性を重視した製品だ。価格は9万9800円。
 

128ボイスの音源を内蔵する88鍵のマスターキーボード『XV-88』。ハンマーアクション鍵盤を採用している。価格は24万8000円 128ボイスの音源を内蔵する88鍵のマスターキーボード『XV-88』。ハンマーアクション鍵盤を採用している。価格は24万8000円


 


 

流行のDJ用機材として『MC-307』と『SP-808EX』が登場。MC-307はターンテーブルのエミュレーター機能を装備し、プリセットを充実させたモデル。SP-808EXは旧モデルにエフェクト機能を追加、250MBのzipドライブを搭載した製品だ。価格は順に7万5000円、11万9000円 流行のDJ用機材として『MC-307』と『SP-808EX』が登場。MC-307はターンテーブルのエミュレーター機能を装備し、プリセットを充実させたモデル。SP-808EXは旧モデルにエフェクト機能を追加、250MBのzipドライブを搭載した製品だ。価格は順に7万5000円、11万9000円



同社が大きなシェアを持つHDDを使ったワークステーションにも新製品が登場した。『VS-1880』は、24bit18トラックのHDDレコーダー。従来モデルのVS-1680に2トラックを追加、AD/DAコンバーターを24bit化した製品。価格は16万9000円。
 

HDD内蔵のワークステーション『VS-1880』は『VS-1680』を24bit18トラックとバージョンアップしたもの。価格は16万9000円 HDD内蔵のワークステーション『VS-1880』は『VS-1680』を24bit18トラックとバージョンアップしたもの。価格は16万9000円


 

シンセサイザーモジュールの新製品は『XV-5080』と『XV-3080』。5080は128ボイス32パート、計8枚の拡張音源カードを装着可能。価格は19万8000円。3080は16パート計6枚のカードを装着でき、価格は12万8000円。パネル上部がカードスロット シンセサイザーモジュールの新製品は『XV-5080』と『XV-3080』。5080は128ボイス32パート、計8枚の拡張音源カードを装着可能。価格は19万8000円。3080は16パート計6枚のカードを装着でき、価格は12万8000円。パネル上部がカードスロット



なお、今回発表された新製品は3月から5月にかけて順次発売される予定だ。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン