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ナスダック・ジャパン、上場基準を米ナスダックの基準と同じに設定

2000年02月23日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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ナスダック・ジャパン・プランニング(株)は23日、都内において、ナスダック・ジャパン公開に向けた手続きなどについて、質疑応答の場を設けた。その席でナスダック・ジャパン・プランニング代表取締役社長の佐伯達之氏は、「ナスダック・ジャパンの上場基準については、米国の基準と同じ。純資産4億円、時価総額50億円、利益7500万円のいずれかを満たせばよい」と、上場基準やルールは米国に準じたものとすることを語った。

質疑応答の場には、ナスダック・ジャパン・プランニング代表取締役社長の佐伯達之氏、米証券業協会(NASD)会長兼CEOのフランク・ザーブ(Frank G. Zarb)氏、大阪証券取引所理事長の北村恭二氏、日本ナスダック協会会長でアサヒビール(株)名誉会長の樋口廣太郎氏、日本ナスダック協会副会長でソフトバンク(株)社長の孫正義氏が列席した。

米証券業協会(NASD)会長兼CEOのフランク・ザーブ氏、日本ナスダック協会の樋口廣太郎会長、ナスダック・ジャパン・プランニングの佐伯達之社長、大阪証券取引所の北村恭二理事長、日本ナスダック協会の孫正義副会長(右から)
米証券業協会(NASD)会長兼CEOのフランク・ザーブ氏、日本ナスダック協会の樋口廣太郎会長、ナスダック・ジャパン・プランニングの佐伯達之社長、大阪証券取引所の北村恭二理事長、日本ナスダック協会の孫正義副会長(右から)



--第1号の上場はいつごろになりますか?

北村「取引を開始する時期として、6月をめどに進めています。すなわち、6月です」

--ソフトバンクが特別な地位を持つのではないかという懸念がありますが?

孫「ソフトバンクグループは世界で300社ほどありますが、どの会社をどの市場に、いつ、どのタイミングで上場するかはケースバイケースです。もちろん上場の審査は中立に行ないます」

ザーブ「ソフトバンクのカラーが強くなるといった心配はありません。米国では5500社が上場しており、100社程度の上場を推進している銀行はザラにあります」

NASD会長兼CEOのサーブ氏NASD会長兼CEOのサーブ氏



--日本ナスダック協会について

樋口「日本ナスダック協会は、投資家も含めて、20名ぐらいの委員と相談しながらやっていく体制を考えています。問題が起きないようにするために、協会を運営していきます」

日本ナスダック協会の樋口会長
日本ナスダック協会の樋口会長



--なぜ、ナスダックなのかと聞かれたら?

佐伯「まず、上場基準が既存の市場とは異なるということです。グローバルな上場基準を満たすことができるような企業であれば、上場できます。ナスダック・ジャパンに上場していただければ、それは世界に上場するという意味になります。ナスダックを介して、会社の価値を最大限にできます」

ナスダック・ジャパン・プランニングの佐伯社長
ナスダック・ジャパン・プランニングの佐伯社長



--バブルの再現の懸念に関しては?

ザーブ「透明性が確保されていれば、投資家は今何が起こっているのか、知ることができます。我々は上場基準を満たさなくなった企業は上場を取りやめますし、基準を緩くするということもありません」

樋口「バブルが再び起こらないように、私が日本ナスダック協会の会長に推されたのと思っています」

--上場の基準については?

佐伯「上場の基準については、数字的なものとしましては、米国の基準通りです。1ドル=100円で換算して、純資産4億円、時価総額50億円、税引前利益7500万円のいずれかを満たせば、上場できます」

孫「一部でインターネット関連企業の上場は難しいという誤解があるようですが、佐伯氏の言った基準がアンドでなく、オアであるのだということを間違えないでいただきたい」

日本ナスダック協会の孫副会長
日本ナスダック協会の孫副会長



北村「上場基準とディスクロージャー基準、取引ルールの“大綱”を日本ナスダック協会が決めます。それを受けて、大阪証券取引所が規則改正し、大蔵省が認可するという運びになります」

大阪証券取引所の北村理事長大阪証券取引所の北村理事長



上場基準についてはまだ確定ではなく、「各機関で“練り合わせ”をほぼ完了した」(佐伯氏)という段階。元々12月に取引開始という予定だったのを、昨年末に2000年6月末に早めることを発表したわけだか、会場では“本当に6月に間に合うのか”といった意見も一部で囁かれていた。

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