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【MACWORLD Expo/Tokyo 2000 Vol.8】アダプテックジャパン、PowerBook用の高速なUltraSCSIカードを発表

2000年02月18日 00時00分更新

文● 野々下裕子 younos@pb3.so-net.ne.jp

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アダプテックジャパン(株)は16日より千葉の幕張メッセで開催中の“MACWORLD Expo/Tokyo 2000”において、SCSI製品の発表会を行なった。アダプテックは、昨年末からUltra2テクノロジーを採用したSCSI製品を発表しており、それらの製品を含む新製品について米国から担当者を招いて会見を行なった。

米アダプテックよりMachintoshプロダクトマネジャーのパメラ・シュアー氏が来日し、自らプレゼンテーションを行なった。ソフト開発に関してもアップルと提携しているため、数ヵ月以内には対応製品を発表できるとした
米アダプテックよりMachintoshプロダクトマネジャーのパメラ・シュアー氏が来日し、自らプレゼンテーションを行なった。ソフト開発に関してもアップルと提携しているため、数ヵ月以内には対応製品を発表できるとした



まず最初に紹介されたのが、PowerBook向けのCardBus対応Ultra SCSIカード『PowerDomain SlimSCSI 1480』である。これは、ポータブルSCSIカードとしては定番の商品。すでにサンフランシスコで発表されていたものだが、同日の基調講演で発表された『PowerBook Y2K』からはSCSIポートがなくなるため、タイミングのよい発表となった。

『PowerDomain SlimSCSI 1480』
『PowerDomain SlimSCSI 1480』



転送速度は毎秒20MB。このポータブルSCSIカードを使用すれば、デスクトップマシンとほぼ同じパフォーマンスになるので、アップグレードキットとしても使える。Old SCSI ManagerとSCSI Manager 4.3、さらにUltra SCSI機器なら3台まで、Fast SCSI(SCSI2)機器なら7台まで接続が可能となる。

キットの内容はカード本体以外に、シールド型50ピン/高密度(ピンタイプ)ケーブル、PowerDomainコントロール5.1、SCSI Probe 5.1.2の各ソフトウェアと、日本語ユーザーズガイドも用意されている。価格はオープンプライス。オーダーはすでに開始しており、店頭には今週末には並ぶ予定。

そのほかに新製品として注目を集めたのが、CD-R/RWライティングソフトウェアの『Toast 4.0 Deluxe』である。こちらもMacユーザーにとっては定番商品で、OS 9に対応したほか、ノイズフィルターやウェブブラウザーを使う電子アルバム、MP3データをドラッグ&ドロップして、オリジナルCDの制作ができるなど、こまかい機能が追加されている。こちらは2月25日から発売。定価は1万6800円。

後半は、アダプテックジャパン(株)マーケティングディレクタの石原寿氏が、同社のSCSIソリューションについてプレゼンテーションを行なった。石原氏は、USB対応製品が増えつつも、SCSIについては今後もしばらく需要は続くであろうとした。そこでキーワードとなるのが“省スペース化”であり、Slim SCSIやSCSI Cardの開発を継続していく、とした。

アダプテックジャパンの石原寿氏は、アダプテックの今後の展開として、「SCSI対応製品の開発は継続していく」とコメント
アダプテックジャパンの石原寿氏は、アダプテックの今後の展開として、「SCSI対応製品の開発は継続していく」とコメント



アダプテックジャパンのブース
アダプテックジャパンのブース

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