トランス・コスモス(株)は15日、
米リアルネットワークス社のストリーム配信サーバーソフトPRealServer(リアルサーバー)7.0』の販売を開始した。価格は46万1000円から。アカデミック版は、36万9000円から。
同社では、この製品をECのストリーミングメディアサービスの主要製品として位置付け、BtoBおよびBtoC
のe-ビジネスを行なう企業や、インターネットで動画配信を行なう官公庁など向けに販売するという。またシステム構築やコンテンツ製作を含めたストリーミングメディアシステムの導入支援サービスも提供する。
この製品は、MPEG-1などのデータタイプやRealAudio、RealVideo、RealText、RealPixといったメディアタイプが利用可能だ。また、ダイヤルアップから広帯域までの通信環境に対応し、さらに業界標準のSDP、SAP、RTPを利用して、1本のストリームで数千人のユーザーにコンテンツが配信できる。
同サーバーは、プロトコル“RTSP”や、コンテンツ記述言語”SMIL”をベースにしている。Windows
NT、Linux 2.2、Solaris 2.6/2.7などのクロスプラットフォームに対応し、オープン・デベロップメント・プラットフォームを採用している。
またメディアの販売やバナー広告のための“広告拡張機能”や、有料あるいは特定のユーザーだけアクセスが可能な“認証機能”を備えている。
動作環境は、WindowsNTおよびLinux対応版は、Windows NT 4.0/4.2、Linux 2.2/2.7で、Pentium以上のCPU、64MB以上のメモリーが必要。Solaris対応版は、バージョン
2.6/2.7に対応。また配信コンテンツ1kbpsごとに12KBのRAMが必要。