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第3回“MINDSTORMSフェスティバル”開催! MINDSTORMSだけでなくレゴの作品展示も

2000年02月14日 00時00分更新

文● 坂田 恵

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6日、東京国際展示場(東京ビッグサイト)の“東京トイフェスティバル”において、LEGO-MUG * (レゴマグ:LEGO MINDSTORMS Users Group JAPAN)主催による“第3回MINDSTORMSフェスティバル”が開催された。同日、東京ビッグサイトでは、ワンダーフェスティバルも開催されていたが、大勢のコスプレーヤーに負けず、MINDSTORMSファン、レゴファンも盛り上がっていた!

*LEGO-MUG:LEGO MINDSTORMSの愛好者が、ユーザー同士の交流とユーザーの拡大を目的に作った会


会場の模様全景


LEGO-MUG代表の古川剛氏によると、「今回は、MINDSTORMSだけでなく、子供も参加しやすいレゴブロックやテクニックの作品も集めた。会場も今までの4倍のスペースになっている」という。回を重ねるごとに高まるレゴブロック、MINDSTORMSの盛り上がりを実感した。


レゴ一色! 家族連れを中心に様々な年齢層が集まる

会場は、“対決! ロボ・ボール”の競技場、実際にMINDSTORMSを組み立てられる“体験コーナー”、MINDSTORMS部門と、MINDSTORMS以外のレゴ部門とに分かれた“人気投票コンテスト”のための展示など、レゴ一色! 家族連れを中心に様々な年齢層が集まっていた。



MINDSTORMSの正式プロモーター、(株)メディアファクトリーによる体験コーナー。親子で楽しむ家族が多かった


かわもりしんご氏作の“ジェットコースター”。パソコンを使わなくてもプログラムできるRobotics Discovery SetのSCOUTを利用している



ぴこ氏作のゴリラロボット“コング”。肩、肘、手首、股関節、膝、足首、首がすべて動く!


サスペンション付きの四足歩行で、障害物を乗り越える、Joe Nagata氏の作品“フロンティア1号”。Joe氏の作品を集めた本『Joe NagataのMindStormsスーパークリーチャー』がオーム社より発売されている

MINDSTORMSフェスティバルの1番の見所。対決! ロボ・ボール

MINDSTORMSフェスティバルの1番の見所が、このロボット同士の対戦。競技フィールドの両側に分かれた2台のロボットが、1分以内にフィールド上に置かれたピンポン玉を相手側に投げ入れ、エリア内に残ったボールの少なさを競う“対決! ロボ・ボール”が開催された。

競技は、有線により、外部からコントロールする“リモコン型クラス”、スタート以後外部からのコントロールがなくても動作するロボット“自立型クラス”の2つのクラスに分かれて行なわれた。リモコン型クラスで優勝したのは、お父さんといっしょに参加したdaichix(だいち)君。自立型クラスでは、茨城県の勝田工業高等学校の3人組。彼らの高校の森戸先生も出場し、準決勝では師弟対決となってしまったが、生徒たちが先生を負かして、見事優勝を手にした。



ピッチングマシンのように、タイヤでボールをはさんで勢い良く飛ばす、daichiX君のマシンは無敵! 後ろ向きになっても、勢い良くボールを飛ばすので、壁にぶつかって敵のエリアにどんどんボールが増える……


「優勝の秘密は?」との質問に、「どれだけうまくロボットをコントロールできるかで決まるよ。1週間一所懸命練習したんだ!」とお父さんと笑いあっていた


勝田工業高等学校の3年生。左から大賀君、小野崎君、黒沢君。当日持参したMINDSTORMSは学校のもの。優勝した時のコメントは、3人とも「先生、成績上げてください」だった

MIDNSTORMSで作ったロボットでサッカーを

“対決! ロボ・ボール”終了後には、MIDNSTORMSで作ったロボットに、サッカーをさせることを目的としているグループ“L Mind.FC”による、リモコンロボットのエキジビションが行なわれた。MINDSTORMSを遠隔操作するのは難しい。しかし“L Mind.FC”は、1台のノートパソコンを4人で操作し、4台のロボットを赤外線によって動かして、サッカーをさせていた。MINDSTORMSに同梱されているIRタワー(赤外線装置)だと、障害物などがあると指示が届かない場合が多いため、強力な赤外線を出すことのできる拡張システムを利用していた




左側の4人が1つのノートパソコンを囲んでロボットを操作している。ロボットだけを見ていると、まるでロボットが自分で考えてサッカーをしているように思える

いままでは、どうしても“大人が楽しむMINDSTORMS”という認識が強かったが、最近では、おもちゃ業界でもロボットが大人気。レゴジャパン以外のおもちゃメーカーでも、本格的な玩具組み立てロボットが開発され、ロボット発売ブームになりそうだ。

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