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コンパック、Alphaプロセッサーに最適化したLinux用コンパイラー2製品を発売

2000年02月10日 00時00分更新

文● 編集部

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コンパックコンピュータ(株)は9日、Linuxで稼動するAlphaプロセッサー搭載のサーバー/ワークステーション用のコンパイラーとして、Fotrtran言語用の『Linux Alpha版Compaq Fortran V1.0』と、C言語用の『Linux Alpha版Compaq C V6.2』を発売したと発表した。これらは、Alphaプロセッサーに対して最適化したため、Linux上であってもAlphaプロセッサーの特徴である64ビットのアドレス空間や浮動小数点演算能力などを十分引き出せるという。また、これらの製品で作成されたアプリケーションは、同社の64ビット商用UNIXである『Compaq Tru64 UNIX』上で稼動するアプリケーションとソースコードの互換性が高く、True64 UNIX用とLinux用を相互に移植することが容易だという。
『Linux Alpha版Compaq Fortran V1.0』は、Fortran 95に準拠しており、GNUが提供するFortranコンパイラーと比べて最大で約4倍の性能向上が可能で、数値解析用プログラムライブラリー集の『CPML(Compaq Portable Math Library)』や『CXML(Compaq Extended Math Library)』と組み合わせれば最大で13倍の性能向上が図れるという。価格は1システム用が6万8000円、5システム用が15万3000円、10システム用が25万8000円。『Linux Alpha版Compaq C V6.2』はISO/ANSI Cに準拠しており、価格は8000円。
なお、これらの製品はRedHat 5.2/6.0/6.1、Laser 5/6.0、Kondara 1.0では動作確認済という。

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