デルコンピュータ(株)は3日、オールインワンノートパソコン『Inspiron
5000』を発表し、同日、販売を開始した。搭載CPUは、SpeedStep対応モバイルPentium
III-650/600MHz版と、モバイルPentium III-500MHzの3種類。液晶ディスプレーが14.1インチのモデルと15インチのモデルの合計6モデルが用意される。価格は、SpeedStep対応モバイルPentium
III-650MHzと15インチTFT液晶ディスプレー搭載モデルが31万6800円から、モバイルPentium
III-500MHzと14.1インチ液晶ディスプレー搭載モデルが26万1800円からとなっている。
『Inspiron 5000』 |
発売された新製品は、14.1インチTFT液晶ディスプレー(1024×768ドット、26万色)搭載モデルでは、SpeedStep対応モバイルPentium
III-650MHzを搭載した『Inspiron 5000 G650GT』と、同600MHz搭載の『同G600GT』、モバイルPentium
III-500MHz搭載の『同R500GT』の3モデル。
15インチTFT液晶ディスプレー(1400×1050ドット、VRAM8MBで約26万色、同4MBで約6.5万色)搭載モデルでは、搭載CPU別に『同G650VT』『同G600VT』『同R500VT』の3モデルとなっている。
新製品のサイズと重さは、14.1インチモデルが幅324×奥行き259×高さ38mmで3.07kg、15インチモデルが幅324×奥行き259×高さ40mm、重さ3.43kgとなっており、薄型、軽量化設計を採用したとしている。また付属のリチウムイオンバッテリーは9セルタイプを採用し、最大約3時間の長時間駆動を実現したという。
共通のスペックとしては、チップセットに440BXを採用し、メモリーは最大512MB(SDRAM)まで搭載可能。HDDは6/12/18GB(UltraATA/33)の3種類が用意される。内蔵ドライブはFDDのほか、CD-ROMドライブ(最大24倍速)、DVD-ROMドライブ(最大6倍速)、Zipドライブから選んで搭載することが可能。3種類のドライブモジュールは“拡張メディアベイ”に格納され、ホットスワップが可能。またセカンダリーバッテリーを搭載すれば最大約6時間の駆動が可能になるという。
グラフィックアクセラレーターは、カナダATI社のRage Mobility-Pを採用し、VRAMは8MBか4MBのどちらかを選択する。サウンドチップには米ESS
Technology社のESS Maestro-2E(SoundBlaster Pro互換)を搭載する。
通信関連では、56kbps(V.90対応)モデムを内蔵。10BASE-T/100BASE-TXのEthernet用PCカードも用意される。
PCカードスロットは、Type II×2/Type III×1。インターフェースは、シリアル、パラレル、PS/2、外部モニター、拡張コネクター、赤外線、テレビ出力(S-Video)、ヘッドフォン、マイク入力、ライン入力、USBを各1つずつ装備している。OSはWindows
98 Second Edition。
BTO方式のため、価格は装備によって異なるが、14.1インチディスプレーモデルのG650GTが、最小構成(メモリー64MB、6GBのHDD、4MBのVRAM、CD-ROMドライブ)で29万6800円、15インチディスプレーのG650VTが同スペックで31万6800円。
また、14.1インチディスプレー搭載のR500GTが、同スペックで26万1800円、15インチディスプレーモデルのR500VTが、同スペックで28万1800円となっている。