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OTTO、ホワイトボードに書いた文字や図表をパソコンに転送する『mimio』を発売

2000年02月02日 00時00分更新

文● 編集部

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(株)オットー(OTTO)は1月31日、ホワイトボードに書いた文字や図表をリアルタイムでパソコンに転送できる“デジタル・ミーティング・アシスタント”『mimio』を販売すると発表した。販売開始は2月1日。同製品は、米Virtual Ink社が開発したもので、OTTOが国内総販売代理店となっている。

『mimio』。持ち運びに便利なようにキャプチャ・バーは半分に折り畳むことができる 『mimio』。持ち運びに便利なようにキャプチャ・バーは半分に折り畳むことができる



同製品は、市販のホワイトボードを利用できるのが最大の特徴。固定用の吸盤を持つ細長い棒状の本体『キャプチャ・バー』をホワイトボードに固定し、『mimio スタイラス』と呼ばれるケースに入ったマーカーで文字や図形を描けば、それをデジタルデータに変換したうえで、シリアルポートからパソコンに転送する。ペンの移動の検出には超音波による“スタイラス・トラッキング技術”を利用し、ホワイトボード上に書いているかどうかについてはスタイラスの筆圧検知機能を利用しているという。スタイラスはマーカーの色の情報も送信する。消すには専用の『イレーザ』を利用することになる。

パソコンに転送されたデータは、マーカーでホワイトボードに書かれた順番通りに専用フォーマットで記録される。これはアニメーションとして再生できるほか、必要な部分にタグを付けられるため検索も可能。またWindowsメタファイルやBMP、JPEG、HTML形式などへのエクスポート機能を利用すれば、印刷だけでなく、電子メールをはじめとするさまざまな用途に応用できるという。マイクロソフトの『Microsoft NetMeeting』を併用すれば、インターネットやイントラネットを経由して、実際のホワイトボードを使用しての遠隔会議も行なえる。

対応OSは、Windows 95/98/NT4.0搭載パソコン。本体の電源はPS/2ポートから供給する。スタイラスとイレーザは単4乾電池。ホワイトボードの最大読み取り領域は、約縦120×横240cm。本体サイズは、幅60×奥行き8.8×高さ5.6cm、重さは680g。製品には、日本語版ソフトウェア『mimio CD』、マーカー4色(黒、赤、緑、青)、イレーザ、イレーザホルダー、コントロールパネルほかが同梱される。価格は8万8000円。

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