通商産業省、中小企業庁、工業技術院、中小企業総合事業団が主催する、ベンチャー企業のイベント“ベンチャーフェアJAPAN'2000”が、東京・千代田区の東京国際フォーラムで開催された。会期は1月31日と2月1日の両日。
ベンチャーフェアJAPAN2000は、日本のベンチャー企業の製品やサービス、技術を紹介する場を提供して、ベンチャー企業の活動を支援する目的で開催されるもので、今回は'98年に続いて2回目の開催となる。全国から公募された840社以上の出展希望企業から、審査委員会によって、審査・選出された360社が出展している。入場料は無料で、今回は前回の1万5000人を上回る2万人の入場者を見込んでいるという。
ベンチャーフェアは、出展各企業の展示だけでなく、政府のベンチャー企業向け施策紹介や、法律技術・経営専門家によるアドバイス、学生/女性/中高年のための企業セミナーや講演などが行なわれている。
出展会場では、ベンチャー企業のブースは内容によって、“環境/エネルギー/バイオ”、“情報/通信”、“生活/文化/流通”、“フード”など8つの分野に分けられて展示が行なわれた。1つ1つのブースは小さく通路もあまり広くないが、会場のあちこちで熱心に技術説明を受ける入場者が多く見られ、通常の展示会などとはまた違った熱気に包まれていた。
なお、出展社の中から特に優秀と認められたものに対して、通商産業大臣賞、中小企業庁長官賞、工業技術院院長賞などの賞が贈られる。審査結果の発表は3月初旬となっている。
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| (株)マクロスジャパンの携帯電話/PHSの着信抑止装置『テレポーズ』。無線キャリアー各社の携帯電話/PHSに対応し、ホールなどで着信を抑止する(圏外表示となる)。従来の他社製品に比べワイヤレスマイクや館内PHSへ干渉せず、またモジュールを追加するだけでIMT-2000など次世代の電話システムへの対応が可能としている |
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| (有)アイ・ディ・テクニカが販売する『BK300S』。赤外線CCDカメラで手の甲の静脈パターンを読み取って、本人認証を行なうシステム。非接触なので、指紋を使ったシステムよりも汚れに強く、網膜パターンを使ったシステムよりも認証にかかる時間が早く(数秒に対し0.5～0.7秒)安い(150万円に対して36万円)などの特徴を持つという |
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| アコア(株)の人工知能の推測技術を応用したウェブポータルサイトシステム“WebCherry.com”(http://webcherry.com/)。画面はリモコンの形式を取ったおすすめサイトのナビゲーションメニュー。インターネット上で個人からリンク集を募集して公開リンク集を作成し、それをもとに、個別ユーザーのブックマークから嗜好を分析して、そのユーザーにおすすめのサイトを提供するというもの。個人の嗜好やニーズに合わせた広告配信も可能になるという |
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| (有)アットマークの組み込み機器向け汎用MPEG-Audioコアソフトウェア“At-MP”(写真は開発用サンプルボード)。At-MPはテキサス・インスツルメンツのDSP用のMP3再生コアモジュールで、TIが提供しているものに比べ、安価であることとメーカーの希望にあわせてさまざまなカスタマイズが行なえるとしている。ターゲットの製品としては、MP3プレーヤー、携帯電話、デジタルカメラなどを想定しているという |
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| (株)アロマックの光ファイバーを使った演出素材『MACBEAM』。光ファイバーを西陣織の技術を使って縮れさせることでさまざまな光の表現が可能になったという |
 | ワールド・スペース(株)のパーキングシステム『ZR-210』。通常のパーキングシステムでは都内で20パーセントにもなるという、不正利用(4輪駆動車などで乗り越えて逃げてしまう)がほとんど不可能になるというもの。2本のアームが車体下に斜めに立ち上がる仕組み |
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