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ディアイエス、企業ユーザー向けに新製品の説明会を開催

2000年01月28日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)ディアイエスは、企業の情報システム管理者向けに、同社の企業内情報システム構築ツール群『ADAM family』を紹介する説明会を開催、ADAM familyの新製品である多次元OLAP処理ツール『ADAM-OLAP for EXCEL』と、ウェブ上での情報共有を可能にする『ADAM-REX Webオプション』を説明した。

ADAM-OLAP for Excelは、Microsoft Excelのアドオンツール。システム内に蓄積されたデータをもとに、リアルタイムでクロスサマリーされたデータベース“多次元キューブ”を作成できる。データベースの項目設定は設計後も追加/変更可能で、さまざまなデータ分析が行なえる。表上のアイコンをドラッグ&ドロップするだけで表の演算指定が可能なほか、専用ツールバーを利用して、表の並び替えやソート、自動割合計算を行なえる。動作環境は、サーバーがWindows NT Server 4.0(SP3以上)、クライアントがWindows 95/98/NT4.0。また、Microsoft Excel 97以上が必要。価格は6万円で、すでに発売されている。

ADAM-REX Webオプションは、システム内に構築したデータウェアハウスと連動し、ウェブブラウザー上でリアルタイムの情報分析が可能になるもの。用意されたHTMLファイルにいくつかの記述を追加するだけで、独自のメニュー画面を作成できる。定期的な分析表を表示する“Publicモード”と、企業内のそれぞれのユーザーが独自の分析表を作成、設定を保存できる“Privateモード”が用意されている。分析表のレイアウトも変更可能。HTMLファイルと同時に、Microsoft ExcelファイルやCSVファイルも出力できる。動作環境は、サーバーがWindows NT Server 4.0(SP3以上)、クライアントがInternet Explorer 4.01以上。すでに発売中で、価格は顧客のシステムによって異なる。

また同社は、開発中のネットワーク運用管理システム『ADAM-Remote Manager』も紹介した。同製品は、企業ネットワーク上で利用されているハードウェア/ソフトウェアといった資産の管理機能、クライアントのハードウェア/ソフトウェア利用状況表示機能や、不要プログラムの実行を制限するソフトウェア不正利用防止機能、企業内のすべてのPCにソフトウェアを一斉配布できるソフトウェア配布自動セットアップ、自動電源管理、リモートコントロール機能、ログ集計機能などを搭載する。価格、発売日など詳細は未定。



同社代表取締役社長の松尾勝弘氏は、「ADAM familyは、大量データを、低価格マシンで高速に処理することを目的に、'90年から開発を始めた製品群。現在、ビジネススタイルが変わる時代になってきている。企業内の情報はすべてデジタル化し、小さな会社でも莫大なデータ量となっている。大量データにビジネスが巻き込まれていく中で、ADAM familyが威力を発揮するだろう。ADAM familyは製品群も増え、何でもできるようになった。21世紀に向けて活用してもらいたい」としている。

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