サン・マイクロシステムズ(株)は27日、製品やサービスをインターネットを通じて提供する新興企業に向けて、同社製品を低価格で提供する“Sun Startup Essentials(サン・スタートアップ・エッセンシャルズ)”特別販売プログラムを2月7日に開始すると発表した。
同社では、各種サービスプロバイダー(ASPなど)、独立系ソフト会社(ISV)、コンテンツ制作会社など、インターネット上で新ビジネスを構築する新興企業を“.com”(ドット・コム)企業と位置づけている。同プログラムでは、.com企業に対し、同社のワークステーション・サーバー・ストレージ製品と開発用ソフトおよびオプションサービスをパッケージにしたシステムを提供する。
ただし、同プログラムは、同社が全世界で展開している開発者向け会員制総合支援プログラム“Sun Developer Connection(SDC)”の法人会員サービスの1つとして提供される。対象となるのは、SDC法人会員で、創業4年以内かつ従業員75名以下の企業で、インターネット関連の製品またはサービスをサンのプラットフォーム上で開発/出荷/提供する企業としている。
提供する製品は、ワークステーション製品の『Sun Ultra 5』、『同 10』、サーバー製品の『Sun Enterprise 250』、『同 450』、『同 220R』、『同 420R』、『同 4500』、『Netra t1』、ストレージ製品の『Sun StorEdge A1000』、『同 D1000』、『同 A3500』。
ワークステーション製品とサーバー製品にバンドルされるソフトは、『Solaris 7』オペレーティング環境、『Sun Visual Workshop C++』、『Sun Performance Workshop Fortran』、『Solaris Easy Access Server』、『Solaris Network Client+』、『Java JumpStart CD』、『Graphics@Sun CD』、『Imaging@Sun CD』など。初年度には、これらのソフトのアップデートCDが無料で3回送付され、次年度以降は有償オプションで年4回送付される。
システム価格は、Sun Ultra 5で39万5000円を予定している。申し込みの受け付けは、同社のウェブサイト(http://www.sun.co.jp/developers/)を通じて、2月7日に開始する。出荷開始は4月上旬を予定している。