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ワコム、3次元CAD/CAMアプリケーション『Cimatron Elite』を発表

2000年01月27日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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(株)ワコムは27日、3次元CAD/CAMアプリケーション『Cimatron Elite』を発表した。これは、自動車や家電などの金型製作を支援するソフトで、同社がこれまで販売していた『ΦSTATION Cimatron it』の後継にあたる。開発元は、イスラエルのCimatron社。

『Cimatron Elite』の画面例
『Cimatron Elite』の画面例



『Cimatron Elite』の主な機能は、(1)ドキュメント、履歴、部品表といったエンジニアリングデータの管理、(2)金型の設計・製造過程におけるモデリング作業、(3)CAMデータの作成で、設計・モデリングから実際の加工手続きまでの作業を一貫してサポートする。

(1)の機能について、エンジンは同社の製品情報管理システム『SmartPDM』と同じものを実装する。また、(2)で提供するサーフェースデータ上における型割りに必要な分割線や分割面の作成に対応した“QuickSplit”機能、電極切削を支援する“QuickElectrode”、加工工程をプレビューする“QuickPreview”といった個別の機能については、従来のΦSTATION製品でもモジュールとして実装できるようになる予定。

対応OSはWindows NTおよびWindows 2000で、発売は2000年第2四半期(4~6月)。価格は未定。従来のΦSTATION製品ユーザーに対するアップデート用のプログラムも用意する予定。

なお、『ΦSTATION Cimatron it』シリーズについて、今後3年間は『Cimatron Elite』のリリースと並行してバージョンアップを行なうが、それ以降は『Cimatron Elite』に一本化するという。

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