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ソニー、初心者向けビデオ編集ソフトを搭載したバイオC1シリーズの新製品『PCG-C1XF』を発売

2000年01月26日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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ソニー(株)は、小型ビデオカメラを搭載した“バイオC1シリーズ”の新製品『PCG-C1XF』を2月11日に発売する。

『PCG-C1XF』は、バイオC1シリーズ専用に同社が開発したビデオ編集ソフト『MovieShaker Ver.1.0』を搭載する。従来よりバイオC1に搭載されているビジュアルコミュニケーションツール『Smart Capture Ver2.4』の“長時間モード”で撮影/保存した動画を、編集したりエフェクトを追加したりできる。プロフェッショナル向けの動画編集ソフトが多い中、初心者にもゲーム感覚で動画編集を楽しんでもらおうというコンセプトで開発したという。

『MovieShaker Ver.1.0』は、動画ファイル(MOV、AVI)、静止画ファイル(BMP、GIF、JPEG、PNG、PICT)、音楽ファイル(WAV、AIF)を利用できる。画像のトリミングや、ドラッグアンドドロップでのクリップの並べ替えが可能。エフェクトは、“初雪”“ときめき(ハートマーク)”などのアニメーションエフェクトを24種類、入力したテキストが画面に反映されるテキストエフェクトを8種類用意している。画面のクロスフェードや回転といった効果を付けられるトランジション機能、音量や色調、再生速度を変更できる画面調整機能を搭載する。さらに、読み込んだ動画や静止画をランダムに切り貼りし、自動的に30秒のオリジナルミュージッククリップを作成できるシェーカー機能を備えている。

“バイオC1シリーズ”の新製品『PCG-C1XF』。「C1は本体がすぐ熱くなる」というユーザーの意見を考慮し、本体内蔵のファンの形状を変更したり、本体裏面の最も熱くなる部分の表面素材をアルミニウム合金からビニールに変えるなど、工夫を凝らしたという
“バイオC1シリーズ”の新製品『PCG-C1XF』。「C1は本体がすぐ熱くなる」というユーザーの意見を考慮し、本体内蔵のファンの形状を変更したり、本体裏面の最も熱くなる部分の表面素材をアルミニウム合金からビニールに変えるなど、工夫を凝らしたという



また、ビジュアルコミュニケーションを快適に楽しめるよう、本体スペックも向上させた。CPUにモバイルPentium II-400MHzを採用、64MBのメモリー(SDRAM)と12GBのHDD(Ultra-ATA対応)を搭載する。HDDを12GBにしたことで、小型ビデオカメラ“MOTION EYE”で取り込んだ動画(320×240サイズ)を8時間以上記録できる。標準搭載のバッテリーパック(S)の容量も、従来の1550mAhから1800mAhにアップし、CPUが従来機種『PCG-C1XE』より高速になったにも関わらず、同等以上のバッテリー動作時間を確保しているという。

画面上で3Dのバーチャル“AIBO”と遊べるソフト『Tiny AIBO』もVer.2.0にバージョンアップ。MP3やWAVといった音楽ファイルを指定すると、その音楽を解析し、音楽に合わせてAIBOが踊る機能が追加されたほか、AIBOの色を変更できる。そのほか、ジョグダイヤルのメニューが階層化され、5秒間ランチャー画面に触らないと、自動的に消えるようになった。

価格はオープンプライスで、推定小売価格は25万円前後。OSはWindows 98 Second Edition。

PCG-C1XFの主なスペックは以下の通り。



モデル


PCG-C1XF


CPU


モバイルPentium II-400MHz


チップセット


Intel 440ZX AGP チップセット


メモリー


64MB SDRAM(最大128MB)


FDD


USB対応外付け型 3.5型3モード(1.44MB/1.2MB/720KB)


HDD


12GB Ultra-ATA


CD-ROMドライブ


別売PCGA-CD51(PCカード接続)


グラフィック


NeoMagic MagicMedia256AV(NM2200)


ビデオメモリー


2.5MB(ビデオチップに内蔵)


ディスプレー


8.9型ウルトラワイドXGA対応TFTカラー液晶ディスプレー(1024×480ドット/1677万色)


外部接続端子


赤外線通信ポート、USB、外部ディスプレー出力、i.LINK(S400)、モデム用モジュラージャック、マイク入力、ステレオヘッドホン出力


PCカードスロット


TypeII×1(CardBus対応)


オーディオ


ウィンドウズサウンドシステム互換、内蔵ステレオスピーカー、内蔵マイク、XG対応ハードウェアMIDI音源、MEGA BASS機能


内蔵モデム


56kbps(V.90/K56flex対応)


ポインティングデバイス


スクロール機能対応スティック式ポインティングデバイス


バッテリー駆動時間


約1.5~2.5時間(バッテリーパックS)、約3~4時間(バッテリーパックL)、約6~8時間(バッテリーパックLLL)


本体サイズ


幅248×奥行き153×高さ27mm


重量


約1kg

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