日本アイ・ビー・エム(株)は25日、同社のデスクトップパソコン『Aptiva
Eシリーズ』の新モデルを発表し、同日より出荷を開始した。新機種はハードウェア的には1種類のみだが、ディスプレーなしの低価格モデルや、Office
2000 Personalをプレインストールしたモデルが標準で用意されるなど、購入者のニーズに合わせ、組み合わせのバリエーションを増やしている。
『Aptiva 27J/27M』。本体は縦置きも可能 |
新発表された『Aptiva 27J/27M』は、CPUにK6-2-500MHz、チップセットはグラフィックアクセラレーターを統合したSiS530を採用した。メモリーは64MB(SDRAM)、HDDは10GB(Ultra-ATA)、最大24倍速のCD-ROMドライブ、56kbps(V.90/K56flex対応)のモデムを搭載している。
パソコン本体は上記スペックの1種類のみだが、プレインストールソフトとディスプレーの組み合わせを増やし、合計6モデルとなっている。
27Jは、従来通り『ロータス スーパーオフィス2000』がプレインストールされているモデル。27MはOffice
2000 Personalをプレインストールする。これまでOffice 2000をプレインストールしたモデルは注文生産のみだったが、新機種では標準で用意されることになった。
ディスプレーは、従来通り15インチCRT(1024×768ドット、1677万色)と、17インチCRT(同)の2種類から選択できるが、新たにディスプレー無しのモデルも選べるようになった。そのぶん価格が抑えられ、ディスプレー無しのタイプは、15インチCRTディスプレー付属モデルと比べ2万円安くなっている。
その他、音声認識ソフト『ViaVoice 98
日本語版』と、同ソフト対応の日本語入力システム『VoiceATOK2 for
ViaVoice』がプレインストールされる。またスーパーオフィス 2000モデルには“ひな形ガイド”が付属し、見積書やチラシ、手紙など400種類のひな形の中から、目的にあったものを選んで文書を作成できるようになっている。
価格はオープン。IBM PC Directでの価格は、27Jのディスプレー無しモデルが7万9800円、15インチCRTディスプレー付属モデルが9万9800円、17インチCRTディスプレー付属モデルが11万7800円。27Mは、ディスプレー無しモデルが9万9800円、15インチCRTディスプレー付属モデルが11万9800円、17インチCRTディスプレー付属モデルが13万7800円となっている。