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【日刊デジクリ特約】ベルマーレの広告主は nakata.net

2000年01月25日 00時00分更新

文● 神田敏晶 

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世界で一番小さな放送局ことKNNの神田敏晶氏が、メールマガジン『日刊デジクリ』に寄稿した文章を、神田氏および日刊デジクリの許諾を得て、転載する。用字用語は、原文のまま(敬称略)。

連日キーボードに向かっていた中田選手

KNN神田です。

サッカーの中田選手は、98年のフランスのワールドカップで連日キーボードに向かっていたという点でも、特にボクが注目する選手のひとりです。ぜひ、今年もシドニーであえればと勝手に願っています。

・KNNワールドカップ'98レポート
http://www.knn.com/report/9806/wc98.html

・中田選手のコーナーキック
http://www.knn.com/report/9806/980614/980614.html

その中田選手が、ペルージャの契約期間中に、ASローマへの移籍が決まり、17億もの移籍金をペルージャへ払ってもらい、年俸約1億7000万円で新たなスタートをASローマで迎えることになりました。

セリエAの中でも、さらに世界最高峰への挑戦がはじまりました。ACミラン、インター・ミラノ、ユベントス、パルマ、ラツィオ、フィオレンティーナ、そしてASローマ。名波選手もがんばっているだけに、今後がますます楽しみです。

中田選手のスゴイところはそれだけではありません。1月20日に、Jリーグでの古巣の「ベルマーレ」へ年間の広告料5000万円を支払うそうです。う、う、う…。経営で嘆く古巣にそこまでして、この人はなんとも、本当に…。ところで何を宣伝するのかと思いきや!!!

ガーン、nakata.net ではないですか? テレビの司会者が、中田選手は「自分の名前をユニフォームの広告にいれたんですねぇ」とコメントしています。ちゃいまんがな!!!! http://www.nakata.net/ ですよ。

nakata.net はサッカーフアンでなくても、 選手本人が発言するサイトとしては有名で、アサヒ飲料のオー・プラスの頃からナカタ・ブランドとのメディアミックスが完成していたサイトです。

AOLに呼ばれて、チョロチョロ、チャットしにくるタレントとは、ひと味もちがいますが、なんと今年から有料化という事をきいて、ベルマーレへの広告は、ネットビジネスへの本格的な参入と思えました。

サッカー選手の寿命は短く、若い中田選手もいつかは、老いる時期がきます。きっと彼には、解説者や監督の話も当然くると思いますが、なんとなく、中田選手は、nakata.net でサッカーのポータルサイトだけではなく スポーツサイトのなんだか、ジェフ・ベゾス*になるような気までしてきました。

*Jeff Bezos:米アマゾン・ドット・コム社の創業者でCEO

今年になってから、日本でもようやく大量の資金をインターネット以外のテレビメディアへの広告露出が積極的になってきました。大橋巨泉がでてきて URLを連呼するワケのわからんサイトまで登場しますが、今後はほとんどブランドエイクイティを獲得するための広告合戦に日本も突入することでしょう。

nakata.net では、英語もしっかり充実していますし、世界のNAKATA を意識しています。これで“ナタカ!”とはいわれなくなりますね(^^)。

しかし、BBS、およびチャットで ワントゥワン・マーケティングに移行するには、絶好の機会です。入会キャンペーンもさすがです。すぐに入会しようと思ったのですが、ナント、大手プロバイダーかウエブマネーしか、料金決済の手段がないのです。

中田さん、これはいけません。どうして、郵便振り込みでも、銀行振り込みでも、着払い(これはないか…)にでもしないのでしょうか?

大手プロバイダーの一部にあるような抱え込み型のISP には入りたくないし、ウエブマネーを提唱するコンビニエンスストアは近くに一件もなく、ウエブマネーだけを買いに秋葉原の量販店にもいけません。

VISA でもUC でも今すぐにこのサイトにアクセスしたいのにアクセスできないのはとても残念。中田選手、とりあえず、なんとか後払いでも、今思った瞬間にアクセスできる手立てを…。入れないとなるととても気になりますね。本人が語るビデオも見てみたいし、いや、インターネットの新しい、「ご本人マー
ケティング」ですからね。

ウエブマネーを今日にでも買いにいくしかないか…ぶつぶつ…。

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