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メトロとNECソフト、HDD内のデータを丸ごと暗号化するソフト『PointSec!』を発売

2000年01月25日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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(株)メトロと日本電気ソフトウェア(株)は25日、ハードディスク暗号化ソフト『PointSec!』を発売し、記者発表会を都内で開いた。同ソフトは、HDD内に格納された、OSを含むデータを丸ごと暗号化するため、ファイルごとに暗号化を行なうソフトと比べ、高いレベルでのセキュリティー管理を実現しているという。またネットワークに対応しているため、組織のセキュリティーポリシーに応じた運用も可能になっている。価格は、管理者用パッケージが48万円、1クライアントは1万4000円(10クライアント未満の場合)。

『PointSec!』パッケージ 『PointSec!』パッケージ



『PointSec!』は、HDD内のデータを暗号化し、不正なアクセスを防止するソフトで、Windows 95/98/NT 4.0に対応している。特徴は、HDD内のすべてのデータを暗号化する点。暗号化されたHDDをほかのパソコンに接続しても、パスワードを入力しない限り、データの閲覧は不可能な仕組みになっている。OSも暗号化され、OSの起動時にパスワードが要求されるため、パスワードをハッキングするプログラムによってパスワードを盗まれる恐れもないとしている。

同じパソコンを複数のユーザーで使用する場合、パーティションごとにパスワードを設定することも可能。ユーザーがパスワードを忘れてしまった場合は、管理者のみ提示できる文字列を操作して入力することで、パスワードを変更することが可能になっている。

同ソフトのインストール後は、データ保存のたびに自動的に暗号化が行なわれるため、ファイルごとに暗号化するソフトに比べ、暗号化のし忘れといったミスを防止できる点で優れているという。暗号化処理によるレスポンスの遅れは数パーセントとしている。またタイマーによるキーボードロックやパスワードロック付きのスクリーンセーバーも用意され、パソコンの前を離れた際のセキュリティーにも配慮されている。

PointSec!の認証画面。データの暗号化には、1GB当たり約1時間かかるとしている
PointSec!の認証画面。データの暗号化には、1GB当たり約1時間かかるとしている



またネットワークでの使用に対応しており、配布ツールなしでネットワーク経由のインストールが可能になっているほか、アクセス権をシステム管理者、ローカル管理者、ユーザーの3レベルで設定できる。

現在はIDE接続のHDDのみの対応だが、今後はSCSI接続タイプや、MOディスク内のデータの暗号化にも対応していく予定としている。

同ソフトは、スウェーデンのProtect DATA社が開発した『Protect!』を、メトロとNECソフトで日本語化したもの。海外では、スウェーデンのエリクソン社、同じくボルボ社などが採用しているという。

両社では、「HDD内のデータを丸ごと暗号化するためセキュリティーが高い上、ネットワークに対応することで、組織の規模や事情に応じたセキュリティー管理が可能になる」として、初年度の売上は両社で各5万ユーザー、合計10億円の売上を目指している。

PointSec!を発表するメトロ社長の国清芳雄氏、NECソフト取締役の山口浩氏、Protect DATA社副社長のフレデリック・ロブステッド(Fredrik Lovstedt)氏
PointSec!を発表するメトロ社長の国清芳雄氏、NECソフト取締役の山口浩氏、Protect DATA社副社長のフレデリック・ロブステッド(Fredrik Lovstedt)氏

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