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インテル、“SpeedStep”対応モバイルPentium III-600/650MHzおよび低電圧版モバイルPentium III-500MHzを発表

2000年01月19日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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インテル(株)は、ノートパソコン用の新プロセッサー『インテルSpeedStepテクノロジ対応モバイルPentium IIIプロセッサ』の600MHz版と650MHz版、および『低電圧版インテルモバイルPentium III』500MHz版を発表した。SpeedStepとはAC電源使用時とバッテリー駆動時で、プロセッサーの駆動電圧と動作周波数を変え、それぞれの状態において最適な性能を得られるというもの。即日量産出荷されており、1000個ロット時の価格は600MHzのものが4万4810円、650MHzが6万7480円、低電圧の500MHzが3万1140円。

インテルSpeedStepテクノロジ対応モバイルPentium IIIおよび低電圧版インテルモバイルPentium IIIは、いずれも256KBの2次キャッシュメモリーをプロセッサーコア上に搭載し、0.18μmプロセスによって製造され、BGA(Ball Grid Array)とマイクロPGA(Pin Grid Array)で提供される。

インテルSpeedStepテクノロジ対応モバイルPentium IIIプロセッサ
インテルSpeedStepテクノロジ対応モバイルPentium IIIプロセッサ



SpeedStepとはAC電源使用時とバッテリー駆動時で、プロセッサーの駆動電圧と動作周波数を変え、それぞれの状態において最適な性能を得られるというもの。これにより、AC電源に接続されているときには、デスクトップパソコンに近い性能を持ち、バッテリー駆動時には、比較的高い性能を保ちながら消費電力を大幅に低減させるという、柔軟性が得られたとした。

具体的な数値としては、AC電源使用時の駆動電圧は1.6Vで周波数は600MHzないし650MHzで動作し、バッテリー使用時の駆動電圧は1.35Vで動作周波数は(両プロセッサーとも)500MHzとなっている。従来のモバイルプロセッサーでは、バッテリー寿命を延ばすために動作周波数は下げても、駆動電圧は変わらなかったため、消費電力を50パーセントに抑えるためには性能も50パーセントになっていた。これに対して、SpeedStepテクノロジ対応プロセッサーでは、消費電力を50パーセントに抑えながら、80パーセントの性能を発揮できるという。

注:記事中の駆動電圧はプロセッサーコアの駆動電圧を示す。

SpeedStepの持つ2つのモード(AC電源駆動/バッテリー駆動)の切り替えは、Windows 95/98/NT 4.0/2000に対応したソフトウェアによって自動的に行なわれる。また、ユーザーが任意に切り替えることも可能。当面はWindowsプラットホームのみに提供される。

なお、低電圧版のモバイルPentium III-500MHzの駆動電圧は1.35Vで、周波数も固定となっている。

またインテルでは将来、サブノートクラスのパソコン向けに、さらに低電圧で動作するバッテリー寿命重視の製品の投入も検討しているという。

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