(株)東芝は19日、企業向けA4ノートパソコン『DynaBook Satellite』シリーズ3機種を発表した。今回発表された新機種は10月に発表された『DynaBook
Satellite 4240』の後継にあたり、最上位機種『DynaBook Satellite 4320』はCPUとしてインテルSpeedStepテクノロジ対応インテル
モバイル Pentium III-600MHzを採用している。中位機種として『DynaBook
Satellite 4260』、下位機種として『DynaBook Satellite 2140』を用意する。2月上旬より順次発売し、価格はオープン。
『DynaBook Satellite 4320』
『DynaBook Satellite 4320』。同シリーズの最上位機種にあたる。廃棄処理時に有毒ガスを発生させないハロゲン/アンチモンフリー材プリント基板を使用する |
『DynaBook Satellite 4320』はCPUにインテルSpeedStepテクノロジ対応インテル
モバイル Pentium III-600MHzを採用するほか、メモリーが64MB SDRAM(最大320MB)で、HDDが12GB(UltraATA)という構成になっている。グラフィックスシステムは、米S3社のSavage
IXで、VRAMは8MB。ディスプレーは、14.1インチTFTカラー液晶(1024×768ドット、1677万色表示)を採用する。
外部記憶装置として、FDDとCD-ROMドライブ(最大24倍速)をそれぞれ搭載する。LANインターフェースは、100BASE-TX/10BASE-Tで、インターフェースはシリアル×1、パラレル×1、外部CRT×1、USB×1。PCカードスロットは、TypeII×2またはTypeIII×1。
キーピッチは19mmで、キーストロークは2.7mm。前機種でも採用されたスクロールボタン2つ付きの新型ポインティングデバイス“アキュポイントII”を採用し、キーボード中央にカーソル移動用ボタンを、キーボード手前には上下のスクロールボタンと、マウスの左右クリックボタンにあたるコントロールボタンを備える。
本体サイズは幅309×奥行き262.5×高さ44mm、重さは約3.2kg(バッテリーパック装着時)。電源はリチウムイオンバッテリーパック。ACPI
BIOSにより省電源管理が行なえ、最大で約2.75時間駆動する。
前モデル同様、セキュリティーを向上させるためBIOSレベルでユーザーパスワードやスーパーバイザーパスワードを設定することができる。付属アプリケーションは、TCO削減ツール『Intel
LANDesk Client Manager 6.0』、ネットワークの統括管理ツール『Wired for
Management Ver1.1』、ファイル暗号化ソフト『K.A.O Guard Lite』など。
『DynaBook Satellite 4320』は全部で9モデル。Windows 95、Windows98プレインストールモデルのほか、NT4.0/Windows
2000デュアルインストールモデルをラインナップに追加し、さらにそれぞれ『Microsoft
Office 2000』プレインストールモデルを用意する。NT4.0/Windows 2000デュアルインストールモデルは、初回起動時にどちらか一方のOSを選び、残りは自動的に削除される。削除したほうのOSを使用したい場合は、付属のリカバリーCDを使用する。
各モデルの型番と、予想実売価格は以下のとおり。
モデル名 |
OS |
Microsoft Office 2000 |
予想実売価格 |
『DynaBook Satellite 4320 P60/4L8』 | Windows98 |
- |
50万8000円 |
『DynaBook Satellite 4320 P60/4L5』 |
Windows 95 |
- |
50万8000円 |
『DynaBook Satellite 4320 P60/4L2』 |
NT4.0/Windows 2000 |
- |
52万8000円 |
『DynaBook Satellite 4320 P60/4L8アプリケーション』 | Windows98 |
○ |
52万8000円 |
『DynaBook Satellite 4320 P60/4L5アプリケーション』 |
Windows 95 |
○ |
52万8000円 |
『DynaBook Satellite 4320 P60/4L2アプリケーション』 |
NT4.0/Windows 2000 |
○ |
54万8000円 |
『DynaBook Satellite 4260』
『DynaBook Satellite 4260』はCPUにモバイルPentium III-450MHzを採用するほか、メモリーが64MB SDRAM(最大320MB)で、HDDが6GB(UltraATA)という構成になっている。14.1インチTFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット、1677万色表示)搭載モデルと、13.3インチTFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット、1677万色表示)搭載モデルを用意する。グラフィックスシステム、インターフェース、ポインティングデバイス、本体サイズと重さ、付属アプリケーションなどは最上位機種『DynaBook Satellite 4320』と同等。
『DynaBook Satellite 4260』は全部で13モデル。ディスプレーサイズが2つ用意されているほか、プレインストールするOSにより最上位機種同様3タイプが用意されている。また、Windows 98をプレインストールしたモデム内蔵モデルも用意する。
各モデルの型番と、予想実売価格は以下のとおり。
モデル名 |
OS |
ディスプレーのサイズ |
Microsoft Office 2000 |
モデム |
予想実売価格 |
『DynaBook Satellite 4260 P45/4L8』 |
Windows98 |
14.1インチTFT液晶 |
- |
- |
36万8000円 |
『DynaBook Satellite 4260 P45/4L5』 |
Windows 95 |
- |
- |
36万8000円 |
|
『DynaBook Satellite 4260 P45/4L2』 |
Windows NT4.0/Windows 2000 |
- |
- |
38万8000円 |
|
『DynaBook Satellite 4260 P45/4L8アプリケーション』 |
Windows98 |
○ |
- |
38万8000円 |
|
『DynaBook Satellite 4260 P45/4L5アプリケーション』 |
Windows 95 |
○ |
- |
38万8000円 |
|
『DynaBook Satellite 4260 P45/4L2アプリケーション』 |
Windows NT4.0/Windows 2000 |
○ |
- |
40万8000円 |
|
『DynaBook Satellite 4260 P45/3L8』 |
Windows98 |
13.3インチTFT液晶 |
- |
- |
33万8000円 |
『DynaBook Satellite 4260 P45/3L5』 |
Windows 95 |
- |
- |
33万8000円 |
|
『DynaBook Satellite 4260 P45/3L2』 |
NT4.0/Windows 2000 |
- |
- |
35万8000円 |
|
『DynaBook Satellite 4320 P45/3L8アプリケーション』 |
Windows98 |
○ |
- |
35万8000円 |
|
『DynaBook Satellite 4320 P45/3L5アプリケーション』 |
Windows 95 |
○ |
- |
35万8000円 |
|
『DynaBook Satellite 4320 P45/3L2アプリケーション』 |
NT4.0/Windows 2000 |
○ |
- |
37万8000円 |
|
『DynaBook Satellite 4320 P45/3C8』 |
Windows98 |
- |
○ |
33万8000円 |
『DynaBook Satellite 2140』
『DynaBook Satellite 2140』は3DNow! テクノロジ AMD K6-2 P 450MHzを採用するほか、メモリーが64MB
SDRAM(最大320MB)で、HDDが6GB(Ultra-ATA)という構成になっている。グラフィックスシステムは、米S3社のViRGE/MX
86C260で、VRAMは2MB。12.1インチTFTカラー液晶ディスプレー(800×600ドット、1677万色表示)搭載モデルと、13.0インチDSTNカラー液晶ディスプレー(800×600ドット、1677万色表示)搭載モデルを用意する。インターフェース、ポインティングデバイス、付属アプリケーションは上位2機種と同等。キーピッチは19mmで、キーストロークは3mm。本体サイズは幅309×奥行き259×高さ43mm、重さは約3.0kg(バッテリーパック装着時)。最大駆動時間は、2時間。
『DynaBook Satellite 2140』は全部で6モデル。ディスプレーサイズが2つ用意されているほか、プレインストールするOSにより上位2機種同様3タイプが用意されている。
各モデルの型番と、予想実売価格は以下のとおり。
モデル名 | OS |
ディスプレーのサイズ |
Microsoft Office 2000 |
予想実売価格 |
『DynaBook Satellite 2140 K45/2L8』 | Windows98 |
12.1インチTFT液晶 |
- |
28万8000円 |
『DynaBook Satellite 2140 K45/2L5』 |
Windows 95 |
- |
28万8000円 |
|
『DynaBook Satellite 2140 K45/2L2』 |
Windows NT4.0/Windows 2000 |
- |
30万8000円 |
|
『DynaBook Satellite 2140 K45/2L8アプリケーション』 | Windows98 |
○ |
30万8000円 |
|
『DynaBook Satellite 2140 K45/2L5アプリケーション』 | Windows 95 |
○ |
30万8000円 |
|
『DynaBook Satellite 2140 K45/2L2アプリケーション』 |
Windows NT4.0/Windows 2000 |
○ |
32万8000円 |
|
『DynaBook Satellite 2140 K45/SL8』 |
Windows98 |
13.0インチDSTN液晶 |
- |
23万8000円 |
『DynaBook Satellite 2140 K45/SL5』 |
Windows 95 |
- |
23万8000円 |
|
『DynaBook Satellite 2140 K45/SL2』 |
NT4.0/Windows 2000 |
- |
25万8000円 |
|
『DynaBook Satellite 2140 K45/SL8アプリケーション』 |
Windows98 |
○ |
25万8000円 |
|
『DynaBook Satellite 2140 K45/SL5アプリケーション』 |
Windows 95 |
○ |
25万8000円 |
|
『DynaBook Satellite 2140 P45/SL2アプリケーション』 |
Windows NT4.0/Windows 2000 | ○ |
27万8000円 |
今回発表された3機種ともに、同社営業窓口を通じた法人販売のみ行なう。