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ネオテニー、資金や人材を提供するベンチャー育成事業を開始

2000年01月18日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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(株)ネオテニーは18日、インターネット関連のベンチャー企業を育成するインキュベーション事業を開始すると発表した。投資やコンサルティングを始め、人材やオフィスの提供までを含む全般的な支援を行ない、経営ノウハウを持たないベンチャー企業の成長を手助けする。支援はすべて同社の自己資本で行なう。同社によれば、自己資本ですべてを提供するインキュベーション事業は日本では初めてという。

インキュベーション事業の開始を発表するネオテニー社長の伊藤穰一氏(左)と、副社長の紺屋勝成氏。元リムネット常務の紺屋氏は、資金提供を行なったPSIネットグループの代表として同社に参加。米PSIネット社CEOのウイリアム・シュレーダー(William Schrader)氏もアドバイザリーボードとして名前を連ねている
インキュベーション事業の開始を発表するネオテニー社長の伊藤穰一氏(左)と、副社長の紺屋勝成氏。元リムネット常務の紺屋氏は、資金提供を行なったPSIネットグループの代表として同社に参加。米PSIネット社CEOのウイリアム・シュレーダー(William Schrader)氏もアドバイザリーボードとして名前を連ねている



同社は、インターネット関連のコンサルティングを行なう企業として、(株)インフォシークジャパン取締役会長の伊藤穰一氏が'97年に設立し、社長を務めている。

同社の新事業は、誕生間もないインターネット関連のベンチャー企業に対する成長支援。事業化やビジネスモデル確立のためのコンサルティングに加え、事業立ち上げに向けた初期投資も行なう。またオフィスやコンピューターなどの備品を含む物理的支援、財務会計や法務、人事といった経営実務も引き受ける。

企業育成面では、ベンチャー企業設立に関わってきた伊藤氏らのノウハウを提供。また実績ある人材をスカウトし、育成企業の経営スタッフとして参加させ、事業が確立するまでアドバイザーとして支援する。事業開始から3年間で90社の育成を目指しており、1月からすでに4社の支援を開始している*

*支援を受けている4社は、リナックスプローブ(株)(Linuxの対応機器やシステムの検証)、バックテクノロジーズ(株)(携帯電話などモバイル機器をユーザーが評価するサイトの運営)、(株)カージェネレーション社(自動車学校の顧客管理や、インターネットによる自動車学校情報の提供)、(株)ギフティギフティ(ギフト専用のECサイト運営)。

ネオテニーの収益は育成企業の株式によるキャピタルゲインを基本とし、育成企業から料金を徴収することはないという。事業開始に当たり、米PSIネット社が出資するベンチャーファンドらから計20億円の資金提供を受けており、その3分の1を事業の経費、3分の2を投資に充てるとしている。

都内で開かれた記者発表で、ネオテニー社長の伊藤氏は、「事業アイデアは豊富にあるにも関わらず、ベンチャーを育成するインキュベーターがいないのが日本の現状。起業家と投資家の間のコミュニケーションを促進させ、両者のギャップを埋めていきたい」と語った。

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