富士通(株)は17日、IA(Intel Architecthure)サーバー『GRANPOWER(グランパワー)5000シリーズ』の新製品の販売を同日開始したと発表した。新開発のハードウェア管理専用プロセッサーを実装したマネジメントパネル『IMP(Integrated
Management Panel)』の搭載により、ハードウェアの故障診断と予防保守を行なう対象部品と項目を拡大し、RAS(Reliability
Availability Serviceability)機能を強化したのが特徴。エントリー向けの1WAYモデル『GRANPOWER5000
ES200』からミッドレンジ向けの4WAYモデル『同 MS600』まで4モデルが新たに追加された。
全モデルに、周囲温度の変化を自動的に検知し回転数を変化させる『プロアクティブ・ファン』を搭載し、低騒音化を図っている。エントリーサーバーの『ES300』とミッドレンジサーバーの『MS400』には、メモリーバスを2系統搭載する“デュアル・メモリ・バスアーキテクチャ”を採用したことで、従来品よりシステムパフォーマンスが向上したとしている。
価格は、Celeron-466MHzから0.18μmプロセスのPentium III-700MHzまでCPUを選択できる『ES200』が15万8000円から。Pentium
III-733MHzとIntel 840チップセットを搭載するFSB133MHzの2WAYエントリーサーバー『ES300』が91万8000円からで、同じCPUの2WAYミッドレンジサーバー『MS400』が116万円から。Pentium
III Xeon-550MHz搭載の4WAYミッドレンジサーバー『MS600』は158万円からとなる。出荷開始は、ES200が2月中旬、それ以外のモデルは2月下旬。なお、『ES200』にはWindows
2000 Server搭載モデルも用意するという。
併せて、従来モデルのCPUをPentium III-750MHzにした『モデル280』(54万8000円から)と『モデル380』(89万円から)も発売した。出荷は2月上旬から。
また、同社のインターネット情報サービスサイト“GRANPOWER/OPEN WORLD”では、『GRANPOWERシリーズ』のユーザーを対象に技術情報や新着情報、セミナー等のメールサービスを提供する会員サービスを開始した。