ソニー(株)は、マイクロタワー型デスクトップPC『バイオRシリーズ』の新製品として、Celeron-500MHz搭載の『PCV-R52』、Pentium
III-600EMHz搭載の『PCV-R62』、Pentium III-750MHz搭載の『PCV-R72』を2月5日に発売する。
マイクロタワー型の『バイオRシリーズ』。写真はTFTカラー液晶ディスプレーが付属するモデル |
バイオRは、TV番組をMPEG-2フォーマットで録画し、PC上で再生/管理できるソフト『Giga
Pocket』や、ビデオ編集ソフト『DVgate』、ビデオメールソフト『Smart
Capture』を搭載し、PC上での映像の楽しみかたを追求したマイクロタワー型のデスクトップPCシリーズ。
今回発表したモデルには、赤外線リモコンが付属し、動画の再生や録画、ボリューム操作、全画面表示切替などが行なえる。PCに接続されたTVの操作も可能。メモリー(SDRAM)は標準で128MB、最大で256MB。CD-RWドライブ(読み出し24倍速/CD-R書き込み8倍速/CD-RW書き込み4倍速)を標準装備する。グラフィックはRIVA
TNT2 Proで、ビデオメモリーは16MB(SDRAM)。インターフェースは、キーボード、マウス、シリアルポート、パラレルポート、USB×2、オーディオ入力、ヘッドホン出力、ディスプレー出力、MIDI/ゲーム端子、モデム用モジュラージャック×2、i.LINK(S400)×2、MPEG-2リアルタイムエンコーダーボード用入出力、USB、ビデオ入出力端子を装備する。PCカードスロットはTypeII×1(CardBus対応)。
『Giga Pocket』は、最新バージョンの『Giga Pocket 2.0』となった。動画を1つの“ビデオカプセル”とし、CD-R/RWやネットワークで接続されたHDDなどの外部メディアに保存、直接再生できる。MPEG-2からMPEG1への変換機能も搭載する。
『DVgate』も『DVgate 2.0』にバージョンアップ。DVgateは、『DVgate Motion』『DVgate
Assemble』『DVgate Still』『DVgate plug-in for Adobe Premiere』で構成されている。DVgate
Motionはユーザーインターフェースを一新し、コントロール画面、リスト画面、モニター画面の3ウィンドー構成となった。画面配置はカスタマイズ可能。これまでデジタル入力時のみ可能だった自動分割連続キャプチャー機能が、アナログ入力でも行なえるようになったほか、DV機器からの音声キャプチャー機能、画面サイズ設定や一時停止、コマ送りなどが可能なプレビュー機能などを搭載する。『DVgate
plug-in for Adobe Premiere』は、Adobe Premiere用のプラグインで、映像の自動分割生成機能や、Premiereでの映像キャプチャー機能を搭載する。
PCV-R52は、20GBのHDD(Ultra ATA対応)を搭載する。HDDへの映像録画時間は、高画質モード(MPEG-2
8Mbps)で約4時間、標準モード(MPEG-2 4Mbps)で約8時間、ビデオCDモード(MPEG1
1.41Mbps)で約22時間、DV(AVIファイル)で約1時間5分となっている。
14.1インチTFT液晶ディスプレーが付属する『PCV-R52L4』、TVチューナーを搭載した17インチFDトリニトロンマルチスキャンCRTディスプレーが付属する『同TV7』、17インチFDトリニトロンCRTディスプレーが付属する『同V7』、15インチFDトリニトロンCRTディスプレーが付属する『同V5』の4モデルがある。価格はいずれもオープンプライス。推定小売価格は、『同L4』が30万円前後、『同TV7』が25万円前後、『同V7』が22万円前後、『同V5』が20万円前後。
PCV-R62は、27GBのHDD(Ultra ATA対応)を搭載する。映像録画時間は、高画質モードで約6時間、標準モードで約11時間50分、ビデオCDモードで約32時間、DV(AVIファイル)で約1時間35分。
14.1インチTFT液晶ディスプレーが付属する『PCV-R62L4』、TVチューナーを搭載した17インチFDトリニトロンマルチスキャンCRTディスプレーが付属する『同TV7』、17インチFDトリニトロンCRTディスプレーが付属する『同V7』の3モデル。価格はいずれもオープンプライス。推定小売価格は、『同L4』が38万円前後、『同TV7』が33万円前後、『同V7』が30万円前後。
PCV-R72は、40GBのHDD(Ultra ATA対応)を搭載する。映像録画時間は、高画質モードで約9時間40分、標準モードで約19時間50分、ビデオCDモードで約52時間、DV(AVIファイル)で約3時間。また、オプションとして40GBの内蔵HDD増設サービスを8万円で提供する。ソフトウェアは、『Adobe
Premiere 5.1 日本語版』、『Photoshop 5.0 LE
日本語版』、映像に音声を付加できる音声編集ソフト『DigiOnSound
Light』が付属する。
15インチTFT液晶ディスプレーが付属する『PCV-R72L5』、TVチューナーを搭載した17インチFDトリニトロンマルチスキャンCRTディスプレーが付属する『同TV7』、本体のみでディスプレーが付属しない『PCV-R72』の3モデル。価格はいずれもオープンプライス。推定小売価格は、『同L5』が52万円前後、『同TV7』が43万円前後、本体のみが35万円前後。
TVチューナー付き17インチFDトリニトロンマルチスキャンCRTディスプレーが付属するモデル |
17インチFDトリニトロンCRTディスプレーが付属する |
主なスペックは以下の通り。
モデル | PCV-R72 | PCV-R62 | PCV-R52 |
CPU | Pentium III-750MHz | Pentium III-600MHz | Celeron-500MHz |
チップセット | Intel 440BX AGP Set | Intel 810チップセット | |
メモリー | 128MB SDRAM(最大256MB) | ||
グラフィック | nVIDIA RIVA TNT2 Pro | 810に内蔵 | |
ビデオメモリー | 16MB SDRAM | 10~13MB(メモリーと共有) | |
FDD | 3.5型3モード(1.44MB/1.2MB/720KB) | ||
HDD | 40GB Ultra ATA | 27GB Ultra ATA | 20GB Ultra ATA |
CD-ROMドライブ | CD-RWドライブ(読み出し24倍速/CD-R書き込み8倍速/CD-RW書き込み4倍速) | ||
外部接続端子(背面) | キーボード、マウス、シリアルポート、パラレルポート、USB、オーディオ入力、ヘッドホン出力、ディスプレー出力、MIDI/ゲーム端子、モデム用モジュラージャック×2、i.LINK(S400)、MPEG2リアルタイムエンコーダーボード用入出力端子 | ||
外部接続端子(前面) | USB、i.LINK(S400)、MEPG2リアルタイムエンコーダーボード用入力端子 | ||
PCカードスロット | TypeII×1(CardBus対応) | ||
オーディオ | Aureal Vortex2 AC97準拠 3Dサウンド対応 | Aureal Vortex AC97準拠 3Dサウンド対応 | |
内蔵モデム | 56kbps(V.90/K56flex対応) | ||
本体サイズ | 幅220×奥行き394×高さ352mm | ||
重量 | 12kg |