大日本スクリーン製造(株)は17日、Windowsソフトで制作したデジタルデータを効率的かつ忠実に印刷できるシステム『AVANAS
MultiStudio Office パッケージ』を31日から販売すると発表した。
『AVANAS MultiStudio Office パッケージ』搭載システム |
同製品は、同社が'98年に発売したWindows版総合製版処理ソフト『AVANAS
MultiStudio』に“Windowsデータ処理モジュール”を追加したもの。Windows
NT上で動作するWord・Publisher・一太郎などWindows DTPソフトで制作されたドキュメントのGDI印刷出力データを取り込み、印刷用データ(PostScriptデータ)に変換、そのデータを印刷システムに渡すことができる。これにより、Windowsデータの取り込み速度や出力結果が大幅に向上するという。
Windowsデータの取り込み時に墨ノセ処理の自動設定が可能なほか、製版余白、トンボ、塗り足しといった印刷・製版に必要な情報の付加などが行なえる。複数ページの自動処理や、TIFFファイルへの出力、分色表示、図形編集機能、キーコマンドのカスタマイズ、網点パーセントの表示、ルーペ機能、EPS出力時の部品選択出力機能など製版機能の強化も行なわれている。
今回発売されるのは、Windows NT対応版で、近日中にWindows 95/98にも対応する予定という。価格は、AVANAS
MultiStudio Office パッケージソフトが225万円。
また、プラットフォームとして2機種用意されている。『WD-733iNTHS』は、Pentium
III-733MHz搭載のデスクトップパソコン本体と21インチカラーディスプレーにWindows
NT Workstation 4.0とApple Talk接続ソフト『PC MACLAN NT』が付属する。価格は120万円。『WI-Xprime
クライアント for MultiStudio』は、Pentium III-500MHz搭載のデスクトップパソコン本体にWindows
NT Workstation 4.0が付属する。価格は50万円。
旧バージョンのAVANAS MultiStudioからのアップグレード用に『Officeオプション』が用意されている。