日本ヒューレット・パッカード(株)(日本HP)は14日、同社のPCサーバー『HP
NetServerシリーズ』のインターネットサービスプロバイダー(ISP)市場での拡販を目的に、Free
BSDやLinuxなどのPC UNIXによるサーバー構築支援を強化すると発表した。また、eコマースやネットミーティングなどを実現するためのISP向け商品の販売を推進していくという。これらは1月下中から実施する予定。
同社は、インターネットサーバーの構築・管理に関する技術情報として、サーバー構築の手順・各OSに関する注意事項・性能値を公開するほか、問い合わせ窓口を開設する。対象サーバーは『HP
NetServer LPr』と最新機種の『HP NetServer LC2000』(近日追加予定)で、対象OSは『Free
BSD 4.2』と『RedHat Linux 6.2 Distribution Package(日本語版)』。
また、『HP TopToolsリモートコントロールカード(TTRC)』を希望するISPへ無償提供する(ISP1社につき1枚)。同カードは、カード自体にサーバー管理機能を搭載している。そのため、Windows
NT、Free BSD、LinuxなどすべてのOSにおいて起動時を含む画面のリダイレクションやハード障害の検出などが可能という。同カードの無償提供は3月31日までとしている。