NEC、Pentium III Xeon-800MHzと高速3Dグラフィックアクスセラレーター搭載のWS『Express5800/56Wc』を発売
2000年01月13日 00時00分更新
日本電気(株)は13日、インテル(株)が同日発表したサーバー/ワークステーション用プロセッサーPentium III Xeon-800MHzを搭載したワークステーション『Express5800/56Wc』を発売した。NECが開発した3Dグラフィックスアクセラレーター『TE4M』を搭載しており、3D描画性能で世界最高レベルの性能を実現したとしている。標準価格は262万円で、出荷開始は1月25日。加えてExpress5800シリーズにワークステーション2機種とサーバー1機種を追加した。
『Express5800/56Wc』 |
Express5800/56Wcは、Pentium III Xeon-800MHzを搭載した同社のハイエンドワークステーション。グラフィックスアクセラレーターにはTE4Mを採用した。これは7.3GFLOPの演算性能を持つジオメトリーエンジン搭載の『TE4E』を2枚使用して平行処理をさせるもの。このため、OpenGLの標準化団体であるOpenGL Performance Characterization(OPC)が管理するベンチマークソフト『ViewperfProCDR-02』で同社が測定したところ、70.39をマークしたという。同社は、これは世界最高レベルの性能だとしている。
チップセットは米RCC社のChampion2.0HEを採用し、メモリーは標準で512MBのSDRAM、9.1GBのHDD(Ultra2 SCSI)を搭載する。OSはWindows NT 4.0 Workstation。
同時にExpress5800シリーズのワークステーション2機種とサーバー1機種が発売された。ワークステーション中位モデルの『Express5800/54Wa』(Pentium III Xeon-733MHz搭載)は85万円、同普及モデルの『Express5800/53Wc』(Pentium III-700MHz搭載)は54万8000円。サーバー中位モデルの『Express5800/120Mc』(Pentium III Xeon-800MHz搭載)は103万8000円となっている。出荷開始はいずれも1月25日。
また同シリーズのワークステーション3機種について最大22パーセントの値下げを行なった。新標準価格は『Express5800/55Wb』が129万円(値下げ幅15パーセント)、Express5800/53WcのPentium III-600MHzとOxygen GVX1搭載モデルが59万8000円(同17パーセント)、同じExpress5800/53WcでPentium III-600MHzとSynergyII搭載モデルが44万8000円(同22パーセント)となっている。