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NASDとSSI、ナスダック世界市場に向けたインターネットベースの電子証券取引所システムを発表--ナスダック・ジャパンで今秋からテスト運用

2000年01月11日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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全米証券業協会(NASD)とソフト開発を手掛けるインドのSSI社、ナスダック・ジャパン・プランニング(株)は11日、ナスダックの世界市場に向けたインターネットベースの電子証券取引所システムと、ナスダック・ジャパンへの導入について都内で記者会見を開催した。今回発表された新システムは、国境を越えて世界的に有望な株や新規株式公開への投資を可能にするというもので、NASDとSSI社は、システムの開発と販売のために新会社“インディゴマーケッツ”を設立する。世界各国のナスダック市場での運用と、外部サービスへの販売を目標にしており、その第1弾としてナスダック・ジャパンでのテスト運用が今秋にも始まる予定。

左からNASD取締役副会長兼CIOのグレゴアー・ベイラー(Gregor Bailar)氏、ナスダック・ジャパン・プランニング代表取締役社長の佐伯達之氏、SSI会長のガウパチ・スレッシュ(Kalpathi Suresh)氏。この新システムに関する記者発表は、都内のほか、アメリカ、インド、ロンドンなど世界各国で本日同時に行なわれた
左からNASD取締役副会長兼CIOのグレゴアー・ベイラー(Gregor Bailar)氏、ナスダック・ジャパン・プランニング代表取締役社長の佐伯達之氏、SSI会長のガウパチ・スレッシュ(Kalpathi Suresh)氏。この新システムに関する記者発表は、都内のほか、アメリカ、インド、ロンドンなど世界各国で本日同時に行なわれた



インディゴマーケッツ社は、NASDとSSI社の関連会社SSIテクノロジーズ社の折半出資により設立されるもの。資本金については非公開。バミューダ島に本社を構え、インド・チェナイで事業を展開する。新会社の成果物についてはNASDがその権利を持ち、販売は新会社が担当する。新会社で行なう電子証券取引所システム開発にかかる費用負担は、ナスダックが引き受ける。SSI会長のガウパチ・スレッシュ氏によると、ナスダック・ジャパン向けのシステムとして、既に1800以上の技術・機能の開発が進行しており、現在ローカライズの段階にあるという。

新会社の資本金の50パーセントを負担したSSIテクノロジーズは、これまで金融・証券をはじめとしたコンポーネントのソフト開発事業を担当。同社のソフトを採用した理由について、NASD取締役副会長兼CIOのグレゴアー・ベイラー(Gregor Bailar)氏は、「候補に挙がったいくつかのシステムに対し、多言語、多通貨、多決済手段、拡張性などを基準にベンチマークテストを行なった結果」としている。SSIテクノロジーズは、証券取引自動化システム“The Electronic Securities Architecture”やインターネット・トレーディングシステム“SecureTrade”といった技術を既に開発しており、これらを組み合わせることでウェブベースのトレーディングサイトを構築することが可能で、既に一部アジアの株式市場で採用されているという。

ナスダック・ジャパンはサービスを開始するにあたり、新会社が開発したシステムのライセンスを購入する形となる。システムの運用について、SSIグループの技術者を招き、大阪証券取引者の専属エンジニア、国内大手証券会社のエンジニアからなるワーキンググループなどが活動を開始している。なお、現在、ナスダック・ジャパンの業務基盤の整備を行なっているナスダック・ジャパン・プランニングは、6月のサービス開始にあわせてその社名を変更、新たに出資者を募り、資本金を追加(予定額は非公開)する予定という。

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