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KDDなど45通信事業者、約2万kmに及ぶ光海底ケーブル“China-USケーブルネットワーク”の運用開始を発表

2000年01月07日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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KDD(株)は5日、米AT&T社、中国のChina Telecom社など18ヵ国・地域の45通信事業者で建設を進めてきた大容量光海底ケーブル“China-USケーブルネットワーク”の運用を1月10日に開始すると発表した。

“China-USケーブルネットワーク”は、1本の光ファイバーに波長の違う複数の光信号を同時にのせる光波長多重方式を採用し、太平洋域で最長の総延長約3万kmの距離に敷かれた光海底ケーブル。総建設費は約11億ドル(約1133億円)で、その容量は電話回線換算で約96万8000回線に相当する80Gbpsという。

1月10日に開始される区間は約2万kmで、以下の5ヵ国・地域9ヵ所で陸揚げ・接続される。グアム~日本(沖縄)~中国(汕頭)~台湾(枋山)~中国(崇明)~韓国(釜山)~日本(千倉)~アメリカ(Bandon)。また、アメリカ(Bandon)~アメリカ(Sun Luis Obispo)~アメリカ(グアム)間は、今年第3四半期(2000年7月~2000年9月)に運用が開始される予定。

KDDは、“China-USケーブルネットワーク”を千葉県のKDD千倉海底線中継所に陸揚げし、'99年3月に開通した日本列島を環状に取り巻く大容量光海底ケーブルである“JIHケーブル”を介して、同社が所有する国際光海底ケーブルと接続する。

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