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CASIO、腕時計型のデジタルカメラおよびMP3プレーヤーを開発

2000年01月06日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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カシオ計算機(株)は6日、腕時計型のデジタルカメラおよびMP3プレーヤーを開発したと発表した。これらの製品は、3月より順次発売される。

腕時計型デジタルカメラ

腕時計型デジタルカメラ『リストカメラ WQV-1』は、幅40×奥行き52×高さ16mm、本体重量約32gの腕時計型をしている。通常、文字盤のあるところに液晶画面、文字盤で12時の方向にカメラ、6時の方向にシャッターボタンを装備している。

リストカメラ WQV-1Dリストカメラ WQV-1D



液晶は、白黒16階調STN液晶ディスプレーで、120×120ドットを表示できる。カメラ部分は、2万8000画素の1/14インチ白黒CMOSセンサー。本体に1MBのメモリーを装備しており、最大100枚までの撮影を行なえる。

撮影した画像にコメントを記録できるため、画像と名前、電話番号をセットにした電話帳“ビジュアルデータバンク”を作成可能。パソコンや時計同士でデータ通信が行なえる赤外線通信機能を装備している。

価格は2万2000円。発売は5月の予定となっている。

同モデルは、ケースとバンドに樹脂素材を採用している。ほかにビジネスシーン向けモデル、クロスバンドモデルなど合計7モデルが用意される。

パソコンとの接続キット(赤外線通信アダプターとソフト)は別売りになっている。価格は7000円。対応OSは、Windows 95/98/NT 4.0。

腕時計型MP3プレーヤー

腕時計型MP3プレーヤー『リストオーディオプレーヤー WMP-1V』も腕時計型をしている。こちらはMP3(MPEG Audio Layer-3)フォーマットに対応したMP3プレーヤーで、パソコンからMP3ファイルを転送して、付属のステレオイヤホンで音楽を楽しめる。

リストオーディオプレーヤー WMP-1V
リストオーディオプレーヤー WMP-1V



腕時計へのファイル転送には、USBインターフェースを経由して行なう。1曲(約4分)のデータ転送に要する時間は約70秒という。対応OSはWindows 98。CD並みの高音質モードで約33分ぶん、低音質モードで約66分ぶんの音楽データを登録できる。

サイズは、幅49×奥行き54×高さ19mm。重さが約70g。充電式リチウムイオン電池を採用しており、約4時間の連続再生が可能となっている。日常生活防水性能も備えている。カラーは、ブラック、グレー、ダークグレーの3色を用意している。

価格は3万7000円。発売は3月30日。

もちろん両製品とも、時刻表示、アラーム、ストップウォッチといった時計機能も装備している。

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