2000年の幕開けを飾る“MACWORLD Expo/San Francisco”が、今年もサンフランシスコのMoscone
Convention Centerで4日から8日(米国時間)まで開催される。ascii24では米アップルコンピュータ暫定CEOスティーブ・ジョブズ(Steve
Jobs)氏の基調講演や、新製品を中心にレポートをお届けする予定だ。
MACWORLDのExpo会場となるMoscone Convention Center(モスコーン・コンベンション・センター) |
そろそろ終了するのではという噂もある“Think Different”キャンペーンだが、会場にはしっかり新しいポスターが貼られていた |
MACWOLRD Expo/SFの日程上は本日(4日)から開催されるということなのだが、今日行なわれたのは“Warm-Up
Rally”という前夜祭のようなイベントのみ。5日の午前中に行なわれるスティーブ・ジョブズ暫定CEOの基調講演までは、展示会場も閉まったままである。実際、4日でも盛んに準備が行なわれていた。
地下にある展示会場への降り口にはマイクロソフトが『Internet Explorer 5 Macintosh Edition』の看板を掲げていた。本Expoで正式版が発表されるようだ |
Warm-Up Rallyというのは、米国のMacintosh関連雑誌・書籍の編集者や著者が登場して、5日からの本開催を前に、最近の状況や今後への期待を述べるもの。聴衆は400人弱ほどで、演者と聴衆のの掛け合いもあり、セミナーやカンファレンスというより、ほとんどトークショーといった雰囲気。
“Dr. Macintosh”として知られるボブ・リバイタス氏。MacUser magazineのコラムニストでもある |
まだ閑散とした会場も、ここだけは熱気にあふれていた |
Macintosh関連書籍の著者で“Dr. Macintosh”の異名を持つボブ・リバイタス(Bob
LeVitus)氏は、「PowerBook G3の新型が出ると思う人は手を挙げて !」「17インチディスプレーのiMacが出ると思う人は
?」「Mac OS 9.1か9.0.1が出ると思う人は ?」と、Macintoshユーザーの中で噂になっている製品に関する数十の問いを矢継ぎ早やに聴衆に投げ、それに対する手の上がり具合を見ながら、うなずいたり笑ったりしてジョークのようなコメントを付け加えていた。
質問の中には「ゲイツは悪人だと思う人 ?」なんていうのもあったが、一番会場がわいたのは「Macintoshを愛している人は
?」という問いに対してで、歓声がわき起こっていた。
色違いのThink Differentウェアに身を包んだ少年。iBookやPowerBookでメモを取りながら話を聞く人の姿もちらほら見られた |
3日、4日と、参加者の登録所はオープンしているのだが、がらがらの状態で、Warm-Up
Rallyが行なわれている部屋以外は、まだ開催前という感じだった。明日はジョブズ氏の基調講演や、本Expoで発表されると噂されている新型PowerBook
G3ほかの新製品をレポートする。
サンフランシスコ市街では、意外に思えるくらいMacintoshの広告を見なかったが、4日になってビルの壁面に巨大なポスターが登場 |