(株)日立製作所は20日、同社の情報・通信グループが統合業務パッケージ『SAP
R/3』のアプリケーションホスティングサービスを2000年2月から本格展開すると発表した。
同社は、日立業務標準テンプレートなどを活用してシステム構築し、同サービスを月額15万円から提供するという。
SAP R/3は、独SAP AG社の、財務や人事、販売管理、物流などを統合的に管理運用するERP(Enterprise
resourse planning:統合基幹情報システム)パッケージ。日立は、同パッケージの企業への導入、同パッケージのサーポートセンター運用、テンプレートやツールの開発を行なってきた。
同サービスでは、同パッケージの全ての業務モジュールをインターネットなどネットワーク経由で提供するという。“基本サービス”では、日立業務標準テンプレートによるシステムの構築、インターネットを通じた業務機能の提供、ヘルプデスクを提供する。オプションとして、オペレーターの監視下でシステムを24時間稼動させる“24時間稼動サービス”や、信頼性を求めるユーザーには“高信頼度稼動サービス”などを用意している。