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ヤマハ、インターネットを使った有料音楽配信サービスを17日に開始

1999年12月16日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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ヤマハ(株)は16日、インターネットを使った有料音楽配信サービス“MidRadio(ミッドラジオ)”を明日17日に開始すると発表した。これに伴い、新サイトを開設。ここで約7000曲の楽曲データのダウンロード販売と90秒間の無料試聴サービス、約4000点の楽譜・音楽出版物のほか、オンラインCDショップとリンクしたCDの販売にも対応する。

販売する楽曲は、邦楽、洋楽(ロック&ポップス)、ダンス・テクノ・グルーブ、ジャズ&フュージョン、クラシックなど12ジャンル。そのほか、クリスマス特集など期間限定の特別メニューを随時用意する。

販売する楽曲は、いわゆるスタンダードナンバーのほか、宇多田ヒカルの『Addicted To You』や浜崎あゆみの『appears』といった比較的新しい曲も含まれる。ただし、音源はパッケージCDなどに準ずるものではなく、同社が制作したMIDIデータのもの。例えば上記のポップミュージックなどは、ボーカルなしのインストゥルメンタルの状態となっている。

これらの楽曲を再生するためには、専用ソフト『MidRadio Player』が必要。ユーザーは、同サイト内から無償でダウンロードできる。このソフトを起動し、サイトにアクセスすることで、楽曲の試聴(ストリーム配信)や、データの購入ができる。

『MidRadio Player』は、Windows版とMacintosh版が用意され、対応OSは、Windows95/98/NT4.0もしくは、MacOS 7.6 以降。なお、『MidRadio Player』自体はソフトシンセサイザーを内蔵していないので、MIDI音源再生ソフトなどが必要。

販売する楽曲の価格は、1曲あたり200円~300円程度。決済手段は、ソニーコミュニケーションネットワーク(株)のオンライン決済システム“Smash”、(株)ウェブマネーの電子決済システム“Web Money”、および商品受取時の代金引換となる。

なお同社は、同サービス開始後2年間で、『MidRadio Player』、楽曲データ、それぞれ50万ダウンロードを販売目標としている。

*なお、一部ナレーションを含む楽曲について、ナレーション部分の圧縮方式はSoundVQを採用している。SoundVQは、日本電信電話(株)(NTT)が開発した音声圧縮伸長技術TwinVQのライセンスを受け、同社がパソコン用アプリケーションとして開発したもの

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